ボー・ヘンリクセン監督は次戦もマインツの指揮を執るのだろうか。フライブルク戦の大敗を受け、クラブ幹部も続投を明言しなかった。
今季に入ってからリーグ戦は1勝3分け7敗と不振のマインツ。11月30日に行われたブンデスリーガ第12節フライブルク戦では、今夏加入の川﨑颯太が初めてリーグ戦で先発出場を果たし、佐野海舟とともにフル出場した。しかし、アウェーでの一戦は、鈴木唯人らが先発したフライブルクを相手に0-4と大敗を喫している。
失望した様子のヘンリクセン監督は、試合後の記者会見で「我々は毎日、より良いパフォーマンスへの鍵を探しているが、見つけられていない。それは明らかだろう」とコメント。「選手たちはベストを尽くしているが、完全に固まってしまっている」とも語ると、次戦に向けては「自分のことは重要ではない」として、自身の進退は二の次だとした。
一方、クラブのニコ・ブンガートSD(スポーツディレクター)は『SWR Sport』に対し、「本当にがっかりしている。ここで流れを変えてエネルギーをピッチに持ち込みたかったが、開始1分目から勝ち目がなかった」と落胆。この結果、最下位に転落したことにも触れ、「最下位はまったくもって妥当の順位だ」と語った。
今後もヘンリクセン監督に指揮を託すかについては「その点については落ち着いて話し合うつもりだ。今ここで発表したり、テレビの生放送で議論したりするつもりはない」と同SDは強調。「もちろん、こうした試合内容や現在の順位を踏まえれば、状況は極めて不満足であり、あらゆる部分を見直すことになる。これからどうするかについては、これから判断する」と続けた。
ヘンリクセン監督は2024年2月にマインツ指揮官に就任。2023-24シーズンはチームを降格危機から救い、昨シーズンは佐野やナディエム・アミリ、ヨナタン・ブルカルトらの活躍もあって6位でフィニッシュし、UEFAカンファレンスリーグの出場権を獲得した。マインツとしては、どのような決断に至るのだろうか。





