佐野海舟が所属するマインツは30日、ボー・ヘンリクセン監督との契約を延長したことを発表した。
現在49歳のヘンリクセン監督は昨年2月にマインツの新監督に就任。当時勝ち点12で降格危機に直面していたチームを引き受け、昨季第22節から6勝5分け2敗の成績で残留に導いた。
昨夏に佐野が加わったチームはデンマーク人指揮官の下で現在勝ち点31で6位と今季も好調を維持。先月はリーグ戦では無敗だったバイエルン・ミュンヘンや今シーズン上位争いに参戦しているフランクフルト相手に勝利を収めるなど躍進を続けている。
そして、ヘンリクセン監督は2026年までとなっていたマインツとの契約をさらに2027年まで延長。クラブの公式ウェブサイトで「初日からここでのタスクは特別なものであることを実感した。ここだと、クラブの一員だけではなく、街全体の一員だ」と語り、決断を説明している。
「マインツのいたるところで、チームへの情熱や誇り、我々への信頼や信念を感じることができる。自分たちのやることで、これほど大勢の人々に幸せを与えられるのは素晴らしいことだ。とてもエモーショナルでクレイジーな1年だった。この先2年半もともに歩んでいくことができて喜んでいる」
なお『transfermarkt』のデータによれば、ヘンリクセン監督はマインツを率いた監督の中でブンデスリーガでの平均勝ち点は「1.69」と歴代1位。時代は違うとはいえ、現イングランド代表のトーマス・トゥヘル監督(「1.41」)や現レッドブル・グループ・グローバル・スポーツディレクターのユルゲン・クロップ氏(「1.13」)ら同クラブで監督業を歩み始めた歴代の監督たちを上回る戦績となっている。


