シャビ・アロンソ監督は9日の記者会見で、今季限りでレヴァークーゼンを退任することを明らかにした。
現在43歳のアロンソ監督は2022年10月にレヴァークーゼン指揮官に就任。2シーズン目の昨季はチームをリーグ戦無敗でのクラブ史上初のブンデスリーガ優勝と、DFBポカール制覇の二冠に導いた。一方で、2023年夏に契約を2026年まで延長したものの、昨季途中からはレアル・マドリーをはじめ、現役時代にプレーしたクラブへの就任をめぐる報道が過熱していた。
ドイツ誌『キッカー』によると、アロンソ監督は9日にチームに対し、今夏レヴァークーゼンを去る決断を伝えたという。同誌はさらに、バスク出身の指揮官がレアル・マドリーと3年契約で合意に達しており、同クラブはレヴァークーゼンに対し違約金として1200万〜1500万ユーロ(約19億6000万〜24億5000万円)を支払う見通しであると報じている。
そして、アロンソ監督は同日、11日のドルトムント戦に向けた記者会見に出席。自ら「今週、クラブと話し合い、残り2試合が私のここでの最後の2試合になることを発表するのが最善だという結論に至った」と語ってレヴァークーゼンを今季限りで退団することを自ら公表。「将来について話すタイミングではない」と強調するも、「複雑な感情だが、このクラブで過ごした時間に感謝している」と心境を語った。
なお、アロンソ監督は昨年3月にも、当時は翌シーズンもレヴァークーゼンに残留する意向を試合前の会見で自ら明らかにしていた。


