RB Leipzig 04022025(C)Getty Images

功労者たちに非情通告? ライプツィヒ、守護神グラーチや主将オルバンら最年長6選手を一斉放出か

RBライプツィヒは今夏、戦力の大幅な見直しに着手するという。ドイツ紙『ビルト』が報じている。

ライプツィヒは今季、勝ち点51で7位にフィニッシュ。2016-17シーズンにブンデスリーガへ昇格して以来、最少の勝ち点を記録しただけでなく、初めて翌シーズンの欧州コンペティション出場権を逃した。

この結果は、今後のチーム作りに大きな影響を与える模様だ。シャビ・シモンズやベンヤミン・シェシュコの流出が取り沙汰されるなか、クラブ内部では、長年チームを支えてきた“功労者組”を一気に放出する決断が下されたという。

クラブが放出を進めたいとされるのは、いずれも年俸600万ユーロと伝えられるベテラン5選手。35歳のGKペテル・グラーチ、32歳の主将DFヴィリー・オルバン、30歳のFWユスフ・ポウルセン、29歳のDFルーカス・クロスターマンといずれも10年以上在籍する4人に加え、2017年夏に加入した34歳のMFケヴィン・カンプルと伝えられている。

また、クラブはレンタルでトッテナムに送り出していた29歳のFWティモ・ヴェルナーについても、放出を望んでいる。『ビルト』によれば、年俸はシモンズ(1100万ユーロ)に次ぐ1000万ユーロで、移籍金400万ユーロ程度での売却を目指しているという。

一方、この6人のうち、現行契約が今夏に満了する選手は1人もいない。グラーチ、ポウルセン、カンプル、ヴェルナーは2026年まで、オルバンは2027年まで、クロスターマンは2028年までの契約を結んでいるとされる。

『ビルト』は、特に3部や2部時代からクラブを支えてきたベテラン選手たちの扱いを批判。先月に創設16周年を迎えたばかりのライプツィヒは、他クラブに比べてサッカーの歴史が浅いからこそ、「RBの歴史と成功を支えてきた選手たちへの扱いが、より一層の違和感を抱かせる」と苦言を呈している。

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