ホルシュタイン・キールのFW町野修斗はドイツ誌『キッカー』でウニオン・ベルリン戦のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)を獲得した。
最下位のキールは、2日に敵地で行われたブンデスリーガ第24節で13位のウニオンと対戦。2トップの一角として先発した町野は43分、ペナルティエリア左で受けてマイナスに折り返すと、相手DFの股下を抜いたボールをMFアルミン・ギゴヴィッチがネットを揺らした。これがこの試合唯一のゴールとなり、キールはクラブ史上初めて、1部でのアウェーマッチ勝利を手にしている。
『キッカー』はそのほかの場面でも存在感を発揮し、フル出場を果たした町野のプレーに両チーム単独トップの「2.5」を与え、高く評価した。寸評では今季リーグ戦8ゴール目がお預けとなった場面にも触れられている。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)
「彼は1-0の勝利を演出し、相手にとって常に厄介な存在で、87分には惜しくも2-0にするチャンスを逃した。町野修斗はすべてが上手くいったわけではないが、キールのチームではこの日本人選手は一番活発だったため、この試合のベスト・マンだ」
なお、キールはこの結果、順位を17位に上げた。厳しい状況が続くが、最下位からの脱出に成功している。




