ブンデスリーガ昇格組のハンブルガーSV(HSV)は1日、アーセナルから元ベルギー代表MFアルベール・サンビ・ロコンガを完全移籍で、元U-21ポルトガル代表MFファビオ・ヴィエイラをレンタルで獲得したと発表した。
8年ぶりにブンデスリーガに復帰したHSVは、今夏の移籍マーケット終盤にはすでにトッテナムからU-21セルビア代表DFルカ・ヴスコヴィッチをレンタルで獲得。さらにデッドラインデイの1日にはアーセナルからロコンガとヴィエイラの2選手の加入を立て続けに発表し、ドイツで話題を呼んでいる。
HSVが完全移籍で獲得したロコンガは現在25歳。2021年夏にアーセナルがアンデルレヒトに推定移籍金1750万ユーロを支払ったとされる守備的MFで、2023年からクリスタル・パレスやルートン・タウン、昨季はセビージャに期限付き移籍していた。ドイツ『Transfermarkt.de』によれば、今回のHSV移籍は30万ユーロ(約5000万円)程度で成立したという。
一方、ヴィエイラのHSV入りは“驚きの補強“として注目を集めている。25歳の彼は、2022年夏に推定移籍金3500万ユーロでポルトからアーセナルに加入。出場機会を求め、昨季は期限付きで古巣ポルトに復帰し、FIFAクラブ・ワールドカップ3試合を含む公式戦42試合に出場した。今夏にはシュトゥットガルト移籍の可能性も伝えられていたが、最終的にHSVへレンタルで加入した。
なお、ドイツ『スカイ』によると、アーセナルとのレンタル契約には買取オプションが付いており、HSVはシーズン後にヴィエイラを2000万ユーロ(約34億4000万円)で獲得する権利を持つという。



