Yuito Suzuki Japan  06052025(C)Getty Images

鈴木唯人のフライブルクでの活躍に太鼓判!元敵将「ブンデス1年目で5~8ゴールは期待できる」

デンマーク・スーペルリーガのオーフスを率いるドイツ人指揮官ウーヴェ・レスラー監督が、鈴木唯人のブンデスリーガでの活躍に太鼓判を押している。母国メディア『キッカー』の取材に応じ、フライブルク移籍が決まった日本代表アタッカーへの評価を語った。

鈴木は先月、2シーズン在籍したブレンビーからフライブルクへの移籍が正式に決定。移籍金は800万ユーロ(約13億3000万円)+ボーナスと伝えられている。デンマークでは公式戦70試合に出場、24ゴール16アシストを記録した23歳MFは、来季からブンデスリーガに挑戦する。

フライブルク移籍が発表された直後に行われたスーペルリーガ第2ステージ最終節オーフス戦では1ゴール1アシストをマークし、3位でのシーズン終了に貢献した鈴木。印象的なパフォーマンス見せた23歳をレスラー監督は「非常に優れた選手で、実力あるチームの中でも活躍した」と高く評価し、その特長について語っている。

「鈴木は走力があり、機敏で、戦術理解、技術ともに優れている。十分なスピードも備えており、ライン間での動きが非常に良い。10番の位置ではうまく反転してチャンスをつくり出せるし、ハーフスペースでも高いレベルでプレーできる」

「ブレンビーでは3-4-3の布陣の中で、内に絞ったウイングとしてプレーすることが多かった。彼はパスの出し手にも受け手にも目配りができ、絶妙なタイミングで裏への突破を見抜くセンスも持ち合わせている」

さらにレスラー監督は、鈴木を「優れた現代的なプレーヤー」と形容し、「今シーズン、中央の攻撃的なポジションで彼はリーグでもトップ3~4に入る選手だったと見ている」と賞賛。ブンデスリーガでも十分に通用すると太鼓判を押す。

「彼は激しいプレーにも慣れている。デンマークリーグでは非常にタフな戦いが日常的だ。もちろん、ブンデスリーガのディフェンダーたちはさらにスピードとアグレッシブさがあるが、鈴木にはそのレベルにすぐ適応できる能力がある」

また「鈴木はフライブルクに非常によく合う選手」との見解も示し、「フライブルクは走力と献身性で知られるチーム。鈴木はフィジカルも意欲もあり、賢い選手なので、すぐに馴染むだろう」と予想した。さらに「ブンデスリーガ1年目で5~8ゴールは期待できる」と具体的な数字まで挙げた。

なお、2022年夏からオーフスを率いるレスラー監督は、スーペルリーガについて「戦術や技術面で高いレベルにあり、5大リーグ向けの優れた選手を多く輩出している」と評価。「ドイツのクラブにとっては以前から注目のマーケットだったが、近年は特に移籍金が高騰しており、ノルウェーやスウェーデンと比べてもその傾向が顕著だ」とも語った。

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