堂安律のフライブルクからフランクフルトへの移籍は、同クラブが来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できるか、さらにはどのような補強を行うかにも左右される可能性があるという。ドイツ誌『シュポルト・ビルト』が指摘した。
フライブルクでは今季3シーズン目を迎え、不動のレギュラーとして活躍中の堂安。先月にはフランクフルトやプレミアリーグ複数クラブからの関心が報じられ、今夏の移籍が濃厚と見られつつある。また、クラブのクレーメンス・ハルテンバッハSD(スポーツディレクター)は、先日『キッカー』の取材で堂安の残留を望む姿勢を示しつつ、「もし別れのタイミングが完璧だと言えるとしたら、それはおそらく今夏のことだろう」と認めていた。
一方、堂安に関心を示しているクラブの中で、現時点でクラブ名が報じられているのはフランクフルトのみ。以前には、堂安が同クラブと合意に近づいているとまで報じられていた。しかし、『シュポルト・ビルト』の新たな報道によると、「フランクフルトへの移籍は主にCL出場権の獲得にかかっている」という。同選手は「これまでフライブルクとPSVアイントホーフェンでヨーロッパリーグに出場したが、キャリアの中でまだCLを経験していない」と指摘されている。
さらに同誌によると、堂安はフランクフルトの22歳のエースFWウーゴ・エキティケの動向や、彼が移籍した場合の後釜に誰がなるのかを注視しているという。すでに今夏のプレミアリーグ行きが取り沙汰されているエキティケの去就も、堂安の今後に影響を及ぼす可能性があるということだ。
なお、フライブルクは堂安の移籍金として2000万~2500万ユーロ(約32億~40億4000万円)を求めていると報じられている。フランクフルトは今年1月、オマル・マーモウシュ(→マンチェスター・シティ)の後釜として、マルセイユから22歳のFWエリー・ワヒを獲得。この移籍にはボーナス込みで2600万ユーロ(約42億円)というクラブレコードの移籍金を支払われたとされるが、今夏もまた、新たな選手に大金を投じるのだろうか。

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