フライブルクの堂安律が、勝利に終わったザンクトパウリ戦を振り返った。
フライブルクは15日、ブンデスリーガ第22節でザンクト・パウリと対戦。堂安律は前節に続き、先発出場を果たした。試合は拮抗した展開で推移。前半アディショナルタイムには堂安がファウルを受けてPKを獲得したが、ヴィンチェンツォ・グリフォのパネンカはGKに阻まれ、先制点とはならなかった。
後半は互いになかなか決定機を作り出せない中、試合が動いたのは84分だ。中央でエレン・ディンキチが粘ると、パスを受けたクリスティアン・ギュンターがクロス。これが相手のオウンゴールを誘い、フライブルクが先制点を手にした。このゴールを守り切ったフライブルクが勝ち点3を獲得。暫定ながら順位を5位に上げた。
3試合連続無失点による3連勝。順位も欧州カップ戦の出場権獲得に近づく位置まで上がってきた。それでも、試合後の堂安からは現状に対する満足感は一切伝わってこなかった。その理由はチーム全体のパフォーマンスにある。
「超ネガティブではないです。ただ、あまりいいサッカーができていないというのは、チームとして認識できている。サッカーの内容が良くなったイメージはないです。間違いなく勝ち点3を取らないといけない3連戦だった。それをゼロで抑えられたのはでかいですけど、3ゴールというのは満足してはいけないと思います」
もちろん、「どんな強豪チームもザンクト・パウリには苦戦しているイメージがある。ボーフムもそうですけど、そのアウェイ2戦で勝ち点を拾えたのはチームのクオリティだと思うので、そこは評価していい」と難敵相手の連勝はプラスに捉えている。
ただ、ザンクト・パウリ戦は相手に決定機こそ作らせなかったが、自分たちも多くのチャンスを作り出したわけではなかった。その課題から目を逸らすつもりはない。
「個人的なコンディションはいいのでボールをくれればなんでもやれる自信はあります。周りも見えているし、無理に仕掛けず、チームとしてのプレー、戦術を理解しながらやれている。もっとシンプルに調子のいい選手に預けてもいいのになと思いながら、そこら辺はちょっと改善しないといけないですね」
実際、3連勝した相手は全て14位以下の相手。勝ち点9を手にしたことは評価できるが、その相手に3得点は物足りない数字だ。欧州を目指すレベルに近づくには、攻撃面において「もう一つ、二つ、工夫があれば」とさらなる改善が必要なのは明らか。そのチームにおいて堂安がどう数字で貢献していくか。「しっかり切り替えたい」と言葉を残し、堂安はスタジアムを後にした。


