Ritsu Doan Freiburg 04122025(C)Getty Images

フライブルク、今夏補強第1号はフランス2部の19歳右ウィング。堂安律の退団に備えて?

フライブルクは19日、今夏の補強第1号、フランス2部のトロワからブルキナファソ人FWシリアック・イリエの獲得を発表した。

堂安律を巡る移籍報道が過熱するフライブルク。ボルシア・ドルトムントやフランクフルト、さらにはプレミアリーグやセリエAのクラブからの関心が報じられる本人は、先日のブンデスリーガ最終節フランクフルト戦(1-3)後、地元紙『バーディシェ・ツァイトゥング』の取材に対し、今夏以降の去就について「正直なところ、まだ決めていない」と語り、「もちろん自分の将来については考えているが、現時点で何かを決めたわけではない」とコメントしていた。

一方、クラブ側は早くも来季に向けた補強に着手。19日には、以前から決定的と報じられていたリーグ・ドゥのトロワから、19歳の左利きアタッカー、イリエの加入を正式に発表した。ドイツメディアによれば、移籍金は800万〜900万ユーロ(約13億〜14億6000万円)+ボーナスとされ、トロワでは主に右ウイングでプレーしていたと紹介されている。

そのイリエは、新クラブの公式サイトでの発表では、「フライブルクへの移籍は、自分の成長にとって素晴らしい一歩」と喜びを語り、「最初の話し合いの段階から、フライブルクのプレースタイルや、チーム全員での守備、チーム内での振る舞いについて話があった。厳しい環境になることは分かっているが、それは普通のこと。僕もまだとても若いので、責任者たちのアドバイスにしっかり耳を傾けていきたい」と誓った。

クラブのクレーメンス・ハルテンバッハSD(スポーツディレクター)は、「シリアックは非常に才能に恵まれており、優れた基礎能力を備えている。スピードがあり、フィジカル面でも非常に魅力的なポテンシャルを持ち、ボールに対しても積極的な姿勢を見せている。両ウイングでプレーできるだけでなく、最前線でも起用された経験がある」と強調。「彼のキャリアはディジョン時代から注目してきたし、これから一緒にあらゆる面で彼の能力をさらに伸ばしていけることをとても楽しみにしている。もちろん、順応のための十分な時間も与えるつもりだ。ブンデスリーガへのステップは大きいが、彼とともにその道を歩めるという確信はある」と語った。

今夏にブルキナファソのA代表に初選出されたばかりのイリエは、堂安のポジションを受け継ぐことになるのだろうか。

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