Ritsu Doan Frankfurt 11302025(C)Getty Images

堂安律をWBではなくWGで…フランクフルト強化責任者が指揮官に注文「もっと頻繁に危険なエリアへ」

フランクフルトの幹部は、日本代表MF堂安律をより攻撃的な位置で起用するように求めているようだ。ドイツ紙『ビルト』が報じている。

今夏にフライブルクから加入した堂安は、これまでブンデスリーガ14試合で4ゴール4アシストを記録。『ビルト』によれば、堂安がゴールに関与した試合でチームはいずれも勝利しており、アウクスブルク戦、マインツ戦、ホッフェンハイム戦は1-0での勝利に導く決勝ゴールを奪っている。また同紙は、「堂安がいなければフランクフルト(現在勝ち点24)は勝ち点が6少なく、4位との差は8ポイントに広がり、今頃は深刻な危機に陥っていただろう」とも指摘している。

フランクフルトは直近の公式戦5試合でわずか1勝(1分け3敗)と苦戦を強いられており、ディノ・トップメラー監督に対する重圧も高まっている。そして強化責任者のマルクス・クレシェ氏は、堂安が数試合で右ウイングバックで起用されていることを必ずしも好意的に受け止めていないという。

クレシェ氏は「彼は非常に高い決定力と落ち着き、そして必要な経験を兼ね備えている」としつつ、「彼はしばしばタッチライン際に追いやられ、そこで相手2人に対応されてしまう。相手が深く引いてスペースを消し、堅く守ってくる状況では簡単ではない」と語り、次のような要求を口にした。

「特に彼が内側に切れ込んだときこそ、その持ち味が発揮される。そうなればパスを選択するのではなく、自らシュートを狙う。彼をそうした危険なエリアにもっと頻繁に入らせなければならない」

フランクフルトは年内ラストマッチでハンブルガーSV(20日)と対戦する。FWヨナタン・ブルカルトが不在の中、堂安のウイングバックではなくウインガーとしての起用への期待が高まっているようだ。

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