Kaua Santos Frankfurt 04172025(C)Getty Images

堂安律所属のフランクフルト、22歳ブラジル人GKが5カ月ぶりに復帰!監督が正GK交代を説明

フランクフルトのスポーツ部門を統括するマルクス・クレシェ氏やディノ・トップメラー監督は、正守護神を変える決断を説明している。

フランクフルトは、21日に行われたブンデスリーガ第4節でウニオン・ベルリンと対戦。加入からすべての公式戦に先発出場中の堂安律も右サイドでスタートしたこのホームマッチだったが、3-4での敗戦を喫した。

トップメラー監督は、この試合でリーグ開幕直前にブレーメンから加入したGKミヒャエル・ツェテラーではなく、GKカウア・サントスを今季初出場させた。今年4月に行われたヨーロッパリーグ準々決勝、トッテナムとのセカンドレグでひざの後十字靱帯を断裂して長期離脱を余儀なくされた22歳が復帰を果たしている。

そして、今後もサントスがフランクフルトの正守護神を務めるようだ。クレシェ氏はクラブ公式HPで、「カウアはここ数週間ずっとトレーニングに参加し、100%のコンディションで、前の2試合もメンバー入りしていた。最終的に監督が交代を決めたよ。カウアは我々のナンバー1であり、だから今日もプレーした」と説明した。

また、トップメラー監督は「我々はカウアの巨大な潜在能力と、これまでの負傷の経歴をよく理解している。ツェテラー獲得の前から、カウアをナンバー1として計画していることは明確に伝えていた」と前置きし、ウニオン戦での起用について次のように語った。

「重要だったのは、適切なタイミングを選ぶことだった。そして、この試合を選んだということだ。彼はここ数週間のトレーニングで驚異的なセーブを見せ、着実に成長している。膝も安定しており、健康状態も良好だ。だからこの決断を下した」

今夏の移籍市場の終盤に、長年フランクフルトの正守護神を務めていた元ドイツ代表GKケヴィン・トラップがパリFCへ移籍。これを受け、同クラブはブレーメンの正GKだったドイツ人GKツェテラーを獲得していた。なお、ブレーメンではその後、日本人の母を持つ長田澪が正GKを務めている。

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