Ritsu-Doan(C)GettyImages

【現地発】フランクフルトを勝利に導いた堂安律、成長を実感「必要と思われる選手に少しずつなってきている」

フランクフルトの堂安律が、勝利に終わったマインツ戦を振り返った。

DfBポカール2回戦でドルトムントにPK戦の末に敗れ、前節のハイデンハイム戦、ミッドウィークに開催されたチャンピオンズリーグ第4節・ナポリ戦で引き分けに終わり、3試合勝利のなかったフランクフルトは9日、ブンデスリーガ第10節でマインツをホームに迎え撃った。

CLのナポリ戦で今季初めて出場機会の無かった堂安は、「すごくいいタイミングで休ませてもらえた。もちろんCLは夢の舞台で出たかった思いはありましたけど、ポジティブに監督ともコミュニケーションを取ってました」とリフレッシュして再び右サイドハーフとしてスタメンに復帰。90分を通して精力的に動き回った。

膠着した展開に終止符を打ったのも堂安だった。81分、右サイドでボールを受けた堂安は、「最初はクロスを上げようと思ったんですけど、DFの裏にスペースがあるのが見えた」とドリブルを開始。対峙した二人のDFの間を突破すると、「あまりDFが寄せてこなかったので、迷わずシュートを打ちました」とゴール左にシュートを流し込んだ。

この得点は嬉しい移籍後ホーム初ゴールとなり、リーグ戦8試合ぶりのゴールが決勝点となった。

「後半の頭から仕掛けの意識は強めていて、それが頭の片隅にあった結果、ああやって仕掛けられた。非常にいい判断ができたと思います」

ここ数試合はチーム状況が芳しくなく、チームがシステムを変えたことで右WBでの起用が増えていた。それでも、堂安は「チームが5バックに変えて自分のポジションがなくなっているようでは選手としての能力はそこまで」とピシャリ。「ウイングバックをできるようになったのは、そういったことにも対応できるようになったということ。戦術を変えても、監督のアイデアが変わっても、必要と思われる選手に少しずつなってきているかなと思う」と、自身の成長を実感しているようだ。

その上で、目指すのはより攻撃で結果を残すこと。「やはり(チームとして)チャンスを作り出す数が少ない。自分もその役割を担っていると思うし、もう少し自分がアクションを起こすようにしたい」。チーム浮上のカギは堂安が握っていると言っても過言ではない。インターナショナルブレイク後、チームにさらなる勝利をもたらせるか注目したい。

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