Ritsu-Doan(C)Taisei Iwamoto

【現地発】堂安律が敗戦で得た課題「楽しさは感じている。そこで変化を加えられるような選手にならないといけない」

フランクフルトの堂安律が、敗戦に終わったレヴァークーゼン戦を振り返った。

フランクフルトは12日、ブンデスリーガ第3節でレヴァークーゼンと対戦。アメリカ遠征を途中離脱した堂安は、右サイドでスタメン出場を果たした。試合は序盤からレヴァークーゼンがいい入りを見せ、前半のうちにアレハンドロ・グリマルドの直接FKとパトリック・シックのPKで2点を奪取する。後半はフランクフルトが早い時間帯に1点を返したが、レヴァークーゼンが2人の退場者を出しながらも後半アディショナルタイムにグリマルドがダメ押しとなる直接FKを決めて勝負あり。3-1でレヴァークーゼンが今季初勝利を収めた。

開幕2連勝と見事なスタートを切っていたフランクフルトとしては、来週のチャンピオンズリーグ開幕に向けて弾みをつけたい一戦だった。だが、前半のうちに失点を重ねてしまうと、「後半は少しチームとして冷静さを失った試合展開だった」(堂安)。数的優位な状況を得たが、最後まで相手を崩し切ることができず、今季初黒星を喫することになった。

堂安自身も、2得点を奪った前節のホッフェンハイム戦のようなパフォーマンスを見せることはできなかった。終盤、相手が5バックでしっかりと守備を固めてきた中、堂安は「ああやって相手が引いているのもあり、自分のところに入ると1対2の状況を常に作られていた」と状況を分析。その上で、「そこの難しさはありましたけど、多少リスクを犯していく必要があったかなと思います」と攻撃面の課題を口にした。

一方、ここまで3試合を終えてどんなところに伸びシロを感じているかと問うと、堂安は視線を前にして自身の見解を明かした。

「今日の試合を見ても分かるとおり、こういう相手にもボールを持てるというのはフライブルクではなかったこと。そこの楽しさは感じています。あとは、そこで違いを、変化を加えられるような選手にならないといけない。今日は(その点で)少し不十分だったと思います」

来週には自身初の挑戦となるCLが待っている。「まずは時差ボケ等を含めてコンディションを整えないと話にならない。そこから考えたいと思います」と語った堂安。初の舞台でどんなパフォーマンスを見せるか楽しみにしたい。

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