2020-12-17 APPELKAMP Shinta Fortuna DusseldorfGetty Images

ブンデスリーガ2部でレギュラーの日独ハーフMF…20歳アペルカンプ真大が選ぶ代表は?

ブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフに所属する日独ハーフのMFアペルカンプ真大はどの代表チームでのプレーを望んでいるのだろうか。地元紙『ライニシェ・ポスト』のインタビューで語っている。

ドイツ人の父、日本人の母を持つアペルカンプは東京生まれの20歳。2015年夏にデュッセルドルフの下部組織に加わり、同クラブの各年代チームでプレーしてきた。2019-20シーズンは主に2軍でプレーしながらも、1部でのリーグ戦で何度かトップチームのベンチ入り。昨夏には2024年までの契約を結び、2部に降格してからのデュッセルドルフでは公式戦15試合に出場している。

現在、筋肉系の負傷で離脱を強いられているアペルカンプだが、『ライニシェ・ポスト』のインタビューでは自身の状態について「(回復は)スケジュール通りですし、順調に進んでいます。もうランニングも再開しています」と報告。「(先月の試合中に走りながら)本当にマズい方向転換をしてしまいました。最初は落ち込みましたけど、もうすぐ戻れますからね」と負傷の理由も明かしている。

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ウーヴェ・レスラー監督には2列目のサイドに置かれることが多いアペルカンプだが、自身が最も好むポジションについては「ずっとセンターでした。ただ、サイドでも同じように居心地良いと言わざるを得ませんね。でも僕は典型的なウィンガーではなく、中央に向かうタイプです」と返答。中に切り込む動きにより「自分の強みを一番見せることができます」と続けている。

U-18日本代表チームでのプレー歴を持つことからか、フル代表は日本を選択する可能性が高いとされてきたアペルカンプだが、実際に生まれ故郷の代表チームを選ぶのだろうか。同選手は「あまり先のことについて語るのは好きではありませんね」と前置きしながらも、今後のキャリアに触れつつ次のように語った。

「僕はヨーロッパ、ドイツに残ることを希望しています。こここそがサッカー界の中心ですからね。アジアにいたら、レーダーから外れてしまうと思います。でも、もちろん代表チームはまた別の話ですからね。ドイツ、日本のどちらでもプレーが可能となりますすが、まだ決めてはいません」

なお19節消化時点で勝ち点32を獲得して7位に位置するデュッセルドルフは、現地時間8日に勝ち点36で4位につけるホルシュタイン・キールと対戦。入れ替えプレーオフに回れる3位のグロイター・フュルト(20試合消化)とのポイント差は「6」となっており、キールを下せば一気に上位に浮上できる。この一戦には間に合わないと見られるアペルカンプだが、「うちでは誰もが勝てると確信しています」と、チームの状態の良さを強調していた。

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