20210522_Ao Tanaka_KawasakiF(C)Getty Images

田中碧の加入に歓喜!デュッセルドルフ幹部、買取OPの設定額は明かさないも「十分可能」

ブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフに、川崎フロンターレのU-24日本代表MF田中碧が買い取りオプション付き1年間のレンタルで加入。地元紙『ライニシェ・ポスト』は、同クラブ幹部のクラウス・アロフス役員やクリスティアン・プロイサー新監督のコメントを紹介した。

ジュニア年代から川崎Fの育成組織で育ち、2018年にプロデビューした田中。翌2019年から出場機会を増やし、昨年も明治安田生命J1リーグ31試合5ゴールでリーグ制覇に貢献。 2021シーズンもこれまでリーグ戦20試合に出場していたが、26日、川崎がアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第1節大邱FC戦を控えるタイミングでデュッセルドルフ側が加入を発表した。

ドイツで最も多くの日本人が住む街に所在するクラブでは、田中は大前元紀(現ザスパクサツ群馬)や宇佐美貴史(現ガンバ大阪)、原口元気(来季からウニオン・ベルリン)らに続くクラブ史上9人目の日本人選手に。日本人の母を持つ東京生まれのU-21ドイツ代表MFアペルカンプ真大の同僚となることが決まった。

クラブの過去の補強と決定的に異なる点は、22歳と若い年齢ながらすでに主力選手の1人としてJリーグの頂点を経験している選手を引き入れたことが挙げられている。また、強化担当のウーヴェ・クライン氏が発表の際、「他にも彼に興味を示すクラブがいくつかあった」と示唆していたように、争奪戦を制しての獲得になったようだ。

過去には長年ブレーメンやヴォルフスブルクで強化部長を務め、昨年就任したアロフス役員も田中の獲得に大満足の模様。『ライニシェ・ポスト』に対して「このような形で移籍が実現したのは、フォルトゥナにとって素晴らしいこと」と語ると、シーズン後に行使可能となる買い取りオプションについては、「フォルトゥナにとって十分に可能」とその設定額が一定の範囲を超えていないことも明かし、完全移籍移行の可能性をほのめかした。

同氏はさらに、デュッセルドルフでのプレーについて「シンタ(アペルカンプ)、ボッジェ(主将のMFアダム・ボジェク)、チェロ(MFマルセル・ソボットカ)と非情に上手くフィットするだろう」と期待。一方で、東京五輪のためクラブのプレシーズンに参加できないことには「当然、彼がここに残ってプレシーズンに合流してくれれば、それが我々にとって理想的だっただろう」と認めつつ、「だが、彼は我々のためにすでにカワサキでのACL出場を見送ってくれているんだ。自国でのオリンピックの夢までも奪いたくない」と理解を示している。

なお、就任したばかりのプロイサー新監督も同紙で田中についてコメント。「彼は攻撃的な選手で、ゴールに向かう意識が本当に強い上、素晴らしいパスも出せる」と高く評価する様子をうかがわせた。

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