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20220305_Daichi Kamada_Frankfurt(C)Getty Images

ゲッツェ獲得で鎌田の移籍報道が過熱も…フランクフルト監督、補強活動終了を宣言「昨季レギュラーを失わなければ…」

フランクフルト率いるオリヴァー・グラスナー監督は27日に記者会見に出席し、その中でクラブの補強活動についてコメントした。

フランクフルトはブンデスリーガでは11位と低調なシーズンを過ごすも欧州の舞台ではヨーロッパリーグ(EL)を制覇し、来季チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を獲得。そして、新シーズンに向けてレンタルで加わっていたMFイェンス・ペッター・ハウゲ(ミラン)やMFクリスティアン・ヤキッチ(ディナモ・ザグレブ)の2人は買い取りオプションを行使したほか、PSVからMFマリオ・ゲッツェやレヴァークーゼンからFWルーカス・アラリオなど8選手を獲得するなどここまで積極的な補強を見せている。

移籍ウィンドウが開く前に、8人の新戦力の加入が決定していることにグラスナー監督は「さほど驚きを覚えていない。(強化担当のマルクス・クレシェ役員とは)いつも意見交換をして、特定ポジションで求められるプロフィールを作成してきた」と冷静にコメント。「でもマルクスの仕事ぶりに脱帽したい。監督としては、本日始動というのにたくさんの新選手がもうすでにここにいるのは素晴らしいことだよ。これからはグループとして機能するように取り組んでいくのが大事。チームスピリットこそ、この1年間私たちの強みの一つだったからね」と今後取り組むべきのタスクを述べた。

一方、同クラブはこれまでMFドミニク・コールやMFアイメン・バルコク、DFダニー・ダ・コスタ(3人ともマインツへ移籍)やDFエリック・ドゥルム(カイザースラウテルン)、DFシュテファン・イルザンカー(ジェノア)などトップチームで出場機会を得ていなかった選手たちを何人か放出。それでも現在トップチームにはGK含めてメンバー30名が所属しており、記者の間でもチームの飽和状態を懸念する声も上がっている。

これについてグラスナー監督は「戦力が今のままであれば、もう何もするつもりはないよ」と今夏の補強活動が一旦終了したことを断言。「昨季レギュラーだった選手を失わなければ、私は(現メンバーに)監督として大変満足だし、素晴らしく強化したと言えるだろう」と語ると、「フィールドプレーヤーが27人となると、監督としては問題なくても、11対11の紅白戦を行うとき、故障者いない限り、隣のグランドで待機するように言われる選手たち8人はとても苦痛な思いをする。彼らがアピールしたくても15対15でプレーさせるわけにはいかない。だから22~23人と各ポジションに2人ずついるスカッドサイズで基本十分だと考える」と説明した。

また、同監督はクラブと2023年までの契約を結んでおり、今夏がある程度の移籍金を見込める最後のマーケットを迎えるフィリップ・コスティッチや鎌田についても言及。「移籍ウィンドウが閉幕して、9月1日にはスカッドが確定する」と語ると、「フィリップは代表活動中ケガの問題もちょっとあったので、7月7日に戻って来る。そしてほかの代表メンバーは4日、ダイチは5日にここに戻って来る予定となっている」と今のところ2人が必ずしも移籍するとは考えていない様子をうかがわせた。

現地ではとりわけ注目度の高い元ドイツ代表のゲッツェの加入だが、同監督はその実力を評価しつつ「ほかのどのプレーヤーと同じようにマリオに関しても大事なのはグループのことを知って、うちのスタイルに馴染んでもらうこと。ほかのプレーヤーと同様、その強みを我々のすでに機能するシステムで活かせるように試みたい」と強調。逆に「うちのプレースタイルをマリオやほかの誰かに合わせることはないし、彼や新しくやって来た選手たちを我々のチームに組み込んでいくつもりだ」と話し、「もちろんマリオは豊富な経験を持ち込んでくれるだろうし、特に攻撃において、我々は彼のそういうところも求めていたんだ」と続けた。

オーストリア人指揮官は今月30歳となったゲッツェのCLやELでの経験が、攻撃陣に好影響をもたらす考えのようだ。「ラファエル・ボレもまだ20代半ばだし、イェスパー・リンドストロムは20歳ちょっとで、ダイチもフランクフルトでこのレベルでプレーしているのはまだ2年目だ」と指摘し、「CL経験者を見つけるのは簡単ではないので、マリオといったここのプロジェクトを魅力的に思う選手を見つけたことを喜んでいる」とも語っていた。

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