20210515_Frankfurt(C)Getty Images

フランクフルト役員、ヒュッター監督らの発言に痛烈批判「綺麗事ばかり。我々はしくじったんだ」

フランクフルトは前節で一時は濃厚と見られたクラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場権獲得のチャンスが消滅。クラブ首脳陣のスポークスマンなどを務めるアクセル・ヘルマン役員はアディ・ヒュッター監督やフレディ・ボビッチ執行役員の試合後のコメントを受け、痛烈な批判を口にした。

長谷部誠や鎌田大地が所属するフランクフルトは15日に行われたブンデスリーガ第33節ですでに2部降格が決定の最下位シャルケに3-4とまさかの敗戦。第28節には5位ドルトムントとの差を7ポイントに広げていたが、ヒュッター監督の今季限りでの退任や来季からボルシア・メンヒェングラットバッハを率いることが発表されてからは急失速。第32節でマインツと1-1引き分けると、連勝のドルトムントに4位の座を奪われ、第33節ではさらに今シーズンわずか2勝しか記録していなかったシャルケに敗れ、CL出場の夢が完全に消え去った。

ヒュッター監督はそのシャルケ戦後、敗戦については「我々みんなの失敗」と認めるも、5位フィニッシュが確定していることに「非常に良い結果」と語るなど自身の退任がチームへ影響した可能性については触れず。また、5月いっぱいでヘルタ・ベルリンに向かう強化担当のボビッチ氏は「最終的には余裕をもってヨーロッパリーグ出場を決めたんだ。5位の順位を恥ずかしがるべきではない」と強調すると、周りからの批判については「私は去り、監督も違う場所へ行く。それを(不振に)結び付けられるが、私の見解ではそういう考えはチープすぎる」と反論していた。

一方、それら発言を受け、クラブのマーケティング部やファン団体とのコミュニケーションも担当するヘルマン役員もついに堪忍袋の緒が切れた様子。『フランクフルター・ルンドシャウ』などドイツ複数メディアがコメントを紹介した。

「最近の試合を見て、『素晴らしいシーズン』や『良いパフォーマンス』と話すことはできないね。それらは体裁を取り繕うだけの言葉だ。チームはボルシア・ドルトムントに対する大きなアドバンテージを手放し、我々はシャルケ戦で失態をおかした」

「60年間チャンピオンズリーグを味わっていない我々は歴史的なチャンスを迎えていた。我々はしくじったんだ。ファンたちの怒りや失望は理解できる。もちろん5位の順位は我々にとってとても良い結果だ。だが、今は満足感を示したり、それを喜ぶタイミングではない」

また、ヘルマン役員はヒュッター監督とボビッチ氏に向けてはこのような言葉も向けている。

「もっと自己批判的な姿勢を見せるのが正解だっただろう。綺麗事ばかり話すのは絶対に間違った道だし、(周りへの)シグナルとしても間違っている」

なお『ビルト』によれば、フランクフルトは数週間前にはヒュッター監督の解任も検討していたという。しかし、3年前にはバイエルン・ミュンヘン行きが明かされたニコ・コバチ監督をシーズン終了まで残し、同監督とともにDFBポカールを制した成功例もあることでヒュッター監督の解任を断念したようだ。

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