20221101_Daichi Kamada_Frankfurt(C)Getty Images

去就注目の鎌田大地だが…フランクフルト監督が “極めて重要な選手”慰留のためにできること

フランクフルトのオリヴァー・グラスナー監督は、8日の会見で度々日本代表MF鎌田大地について言及。その中で、移籍報道が浮上している同選手の去就についても語った。

昨季ヨーロッパリーグ優勝に大きく貢献した鎌田。今季はさらに覚醒し、これまで公式戦21試合で12ゴール4アシストをマーク。グラスナー監督も会見でその「信じられないような成長」を喜ぶと、「得点力において、我々が期待していた以上大きな一歩を踏み出した」点や、先日のチャンピオンズリーグ・スポルティング戦でのPKでのゴールを例に挙げ、「フットボーラーとしてのキャリアを終えた後にも残るパーソナリティの部分での成長」を絶賛していた。

そんな鎌田だが、ドイツメディアでは先日ボルシア・ドルトムント行きなど移籍話が浮上している。会見でグラスナー監督は、『キッカー』のフランクフルト番記者から来夏に満了となる現行契約に関して「クラブが延長オファーを提示したそうだが、貴方自身も彼の慰留を促すことができると思うか。それともお金の話が絡んでくると、監督としては何もできないと考えるか」と問われ、こう返答した。

以下に続く

「お金について話すことはないが、私はもちろんプレーヤーたちと話をしている。ダイチともそうしているし、彼とは夏にとても長く話をした。大事なのは展望だよ。つまり我々が彼にスポーツの面でどのような展望を示すことができるかだ。私はお金ではなく、スポーツについて話す」

「もちろん、我々にどのような展望があるのか、監督の私にとっても大事だ。その中でもダイチは極めて重要なプレーヤーだ。監督として彼がここに残ることを望んでいるし、彼もそのことを知っている。それでも私にできる唯一のことは、彼に彼の状況や私のスポーツ的ビジョンについて説明することだけ。最終的に『自分も一緒にやりたい』と言うかは選手が決めることだ」

「これは(ユヴェントスに移籍した)フィリップ・コスティッチもそうだが、アイントラハトで契約を延長するか、或いは別の場所に行くか関係なく、毎日3食食べることができるし、屋根のある家に住める。とにかく私がダイチと話をするとき、スポーツにおける展望についてしか話さないよ」

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