shinta Appelkamp(C)Getty Images

アペルカンプ真大の“ステップアップ示唆”にデュッセルドルフ監督「ここが舞台。目標を語ってもアピールにならない」

ブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフのダニエル・ティウーネ監督はアペルカンプ真大のパフォーマンスに満足していないようだ。ドイツ紙『ビルト』が報じている。

アペルカンプは22日に敵地で行われた第29節ニュルンベルク戦に5試合ぶりに先発出場。CKからチャンスを演出する場面も見られたが、チームは結局残留を争う相手に0-2で敗戦を喫している。この結果、入れ替えプレーオフに回る3位との勝ち点差が「9」に広がり、1部昇格の可能性が実質消滅した。

そしてティウーネ監督は『ビルト』でアペルカンプについて言及。「よりクオリティが高く、ボールをもっと前へ運ぶことができるシンタを起用するアイデアは良かっただろう。しかしながら、上手くいかなかった…」と振り返ると、「ここには大きな話をする選手がいる。だが、それらは小さなステップを重ねなければ成し遂げられないものだ」とも指摘した。

指揮官は続けて、アペルカンプが先日インタビューで自身のステップアップを示唆したことについてもコメント。「ここ(クラブ)こそ他からの関心を引き付けるための舞台だよ。目標を語ってもアピールにならない。そのためには力を示さなければいけない。毎日のようにね」と注文した。

また、ティウーネ監督は同選手にピッチでより存在感を示すことを要求。「シンタのクオリティをピッチで活かすためには、我々が彼を試合の中で見つけなければいけない。我々が彼を見つけなければ、彼が自ら自身を見つけなければいけない」と表現し、「見つけさえすれば、シンタは本当に上手いフットボーラーだよ。ほかのあらゆる部分においてはまだ改善できる。フィジカル面はもちろんのこと、それらすべてに取り組んでもらいたい」とも述べている。

ドイツ人の父、日本人の母を持つ現在22歳のアペルカンプにとって今季はプロ選手としての3年目。上記のインタビューでは日本代表への思いも語った攻撃的MFだが、初めての負傷離脱がないシーズンを過ごしているだけに、周囲からの要求も高くなりつつあるようだ。

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