ローマのマッツ・フンメルスが、長年在籍したドルトムントに別れを告げている。
現在35歳のフンメルスは今夏、これまで合計13年間過ごして500以上の公式戦に出場したドルトムントを退団。今週に入りローマと1年の延長オプション付きの1年契約を締結し、初の国外挑戦をすることが決まった。
これまでドルトムントからの正式な送り出しセレモニーが行われていなかったフンメルスだが、7日にかつてドルトムントでプレーしたヤクブ・ブワシュチコフスキ氏とウカシュ・ピシュチェク氏(現ドルトムントのアシスタントコーチ)の元ポーランド代表レジェンド2人の引退試合に出場するため古巣のスタジアムに帰還。前半中には『スカイ』にマイクを向けられ、「とても美しく、同時に厄介な郷愁と悲しみの混ざった感情だ」と長らく在籍したクラブでの試合を表現した。
また、試合後にはドルトムントでの時間は「素晴らしかった」と説明。続けて、自身の思いを口にしている。
「今日ここにクロップ監督、多くの昔の選手たち、満員のスタジアムという素晴らしい環境があることを嬉しく思う。まだ涙が出ていないことを嬉しく思うよ。でも、もう限界だ。ここ1、2日、これについて考えていた時、もう涙が出そうだった。こんなに素晴らしいのに、悲しい日だ」


