Yukinari Sugawara(C)Getty Images

ブンデス初挑戦の菅原由勢、ブレーメンで同僚となった長田澪との過去対戦を回顧「彼から2点奪いましたが…」

ブレーメンに加入した日本代表DF菅原由勢は、ブンデスリーガ挑戦を心待ちにしているようだ。クラブ公式ウェブサイトのインタビューで意気込みを語った。

現在25歳の菅原は26日、サウサンプトンから買取オプション付きレンタルでのブレーメン移籍が正式決定。同日中に早速チーム練習へ合流した右サイドバックは、特にDFラインで故障者が続出しているクラブにとって、今夏3人目の補強となった。

クラブ公式メディアのインタビューに応じた菅原は、ブレーメンの印象について問われると「まず第一に、ヴェルダー・ブレーメンはブンデスリーガで大きな歴史を持つビッグクラブです」と強調。「ドイツは初めてですし、ここにいられて本当にうれしいです!」と喜びを語り、ブンデスリーガについてはこう続けた。

「ブンデスリーガには、何人か日本人選手も非常に高いレベルでプレーしています。彼らのプレーを見るのはとても楽しいですし、リーグのクオリティは自分が成長するためにもとても良いと思います。だからここでプレーするのが待ちきれません」

ドイツでプレーする日本人選手たちとの関係については「みんなとても仲が良いですよ」と語り、「ピッチで彼らと対戦するのが今からとても楽しみです。何人かには、ブンデスリーガでプレーする感想も聞いたんですが、ポジティブなことばかりでした」とも明かした。

また、昨夏までオランダのAZに所属していた菅原は、ブレーメンでは2023-24シーズンにフォレンダムへ武者修行に出されていた経験があり、当時対戦したGK長田澪(欧州での登録名は“Mio Backhaus”)と再会。ブレーメンの正守護神となった日独ハーフGKについて、「とてもよく覚えていましたよ(笑)」と笑顔を見せながら振り返った。

「そのシーズンでの2回目の対戦、4-0で勝った試合で彼から2点奪いました。彼はオランダでも非常に優秀な若いGKで、当時から高い能力を示していました。特に1戦目(AZが3-0で勝利)では、本当に彼に苦しめられたのを覚えています。きっと彼は僕にとって最高のチームメイトになると思います」

菅原は移籍前から長田と連絡を取っていたことも明かした。

「もちろんです!彼とは事前にやり取りしていて、街のことや生活のこと、チームがどんなサッカーを目指しているか、いろいろ教えてもらいました。チームメイトや監督のことも聞けたので、ブレーメンに決める大きな理由の一つになりました」

自身のプレースタイルについて説明しつつ、新天地での目標についても意気込んだ。

「僕はとてもダイナミックなプレーヤーで、スプリント力や走力が強みです。サイドを駆け上がってクロスを入れたり、ペナルティエリア内に侵入することを好みます。サポーターをワクワクさせたいです。負けるのが大嫌いで、常に勝利を目指しながらプレーしています」

「この新しい挑戦を本当に楽しみにしていますし、特別な瞬間を作り出すためにここへ来ました。チームとして団結し、ファンのみなさんに素晴らしい時間を届けられると信じています」

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