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Yukinari-Sugawara(C)GettyImages

【現地発】「最悪ですね」…土壇場で逃した白星。菅原由勢が抱く不甲斐なさ、それでも「俺が一番に元気出す」と誓った理由

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両者の状況は似通っていた。ブレーメンは6試合勝ち星がなく、フランクフルトは3試合勝ち星なし。どちらもあと一歩のところでポイントを落とすことが多く、勝ち切れない試合が続いていることにサポーターもストレスを感じていたはずだ。

だからこそ、互いに目の前の勝利を欲していた。フライデーナイト、両サポーターの熱い声援が響く中、試合の火蓋が切って落とされた。

菅原由勢が右WBでスタメン出場を果たしたブンデスリーガ第18節・フランクフルト戦は、開始1分でフランクフルトが先制点を奪う波乱の幕開けとなる。ただ、そこから流れを少しずつ引き寄せると、29分には菅原の見事なスルーパスから同点弾を奪取。スコアをイーブンに戻して後半へと折り返した。

後半は打ち合いの様相に。56分に一度はリードを奪われたが、78分にセットプレーから同点に追いつくと、80分には見事な崩しから逆転に成功した。勝利まで、あと数分。暗転したのは後半アディショナルタイムだった。土壇場での被弾。手のひらに収めかけた白星が、またしても零れ落ちた。

勝利を目前とした状況下でのドロー決着。ミックスゾーンに現れた菅原の表情は、夜の寒さ以上に凍りついていた。絞り出した第一声に、その胸中が凝縮されていた。

「最悪ですね。受け入れられない、それだけです」

悔しさが増したのは、攻撃面において内容が向上していたからだ。「結果に打ちひしがれているが、内容はポジティブ」と振り返るように、3バックへのシステム変更後、攻守のバランスに苦しんでいたチームにおいて、この日の菅原は右WBとして鮮烈な輝きを放った。29分に見せた同点弾のアシストは、まさにポジション変更後に菅原が自分にフォーカスしたがゆえの一つの成果だった。

しかし、個人としての手応えを、チームの歓喜に繋げられない。そのジレンマが、菅原を苛ませる。

「最後の局面であそこに誰もボールに行けてないというのは問題だと思う。詰めが甘いからこういう順位にいると思うし、状況を変えられていない自分の不甲斐なさを感じています」

自責の念を隠さない菅原だが、ここで立ち止まるつもりはない。彼は自分に言い聞かせるように、そして沈むチームを鼓舞するように言葉を継いだ。

「みんな悔しいと思うし、みんな凹んでいると思う。でも、来週から元気にやっていくしかない。俺が一番に元気出してやりますよ。負けてるわけではない。事実に目を向けることが大事。失点したところは厳しく話し合って、要求し合うことをしっかりやっていきたいと思います」

「最悪」と吐き捨てた夜。その悔しさを誰よりも噛み締めながら、「俺が一番に元気を出す」と自らに言い聞かせた。不甲斐ない自分を認め、それでも要求し合うことを諦めない。その一歩ずつ積み上げる誠実な歩みの先に、チームが欲してやまない「勝ち点3」が待っているはずだ。

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