Yukinari-Sugawara(C)Taisei Iwamoto

【現地発】菅原由勢、日本代表のW杯抽選結果に「すごくタフな戦いになる」

ブレーメンの菅原由勢が、敗戦に終わったハンブルガーSVとのノルト・ダービーとW杯の抽選会について言及した。

ブレーメンは7日、ブンデスリーガ第13節でハンブルガーSVとのノルト・ダービーに臨んだ。菅原、そして長田澪が先発出場を果たしたブレーメンは、前半に高い位置からのプレスでボールを奪取したところからイェンス・ステーイがミドルを決めて先制に成功する。

しかし、後半に入ってホームサポーターの大声援を背に受けたハンブルガーが反撃を開始すると、サンビ・ロコンガ、ルカ・ヴシュコヴィッチのゴールで逆転。ブレーメンはその後、一度は試合を振り出しに戻したが、最後は84分にユスフ・ポウルセンに決勝点を奪われ、逆転負けを喫することになった。

この試合でフル出場を果たした菅原は、「ダービーは結果が全て」と敗戦を認めつつ、自分たちに足りなかった守備面の課題を口にした。

「後半はより相手がパス&ムーブの動きを積極的にしてきていて、結構流動的にやってきた中、誰がどの選手を捕まえに行くのかがすごく曖昧になっていることが多かった。それで僕らのラインも下げさせられたし、守備のところのプレスがはまらないというのは、後半は特に見受けられたと思う」

菅原は攻撃面で変化を促した一人だった。78分にはロマーノ・シュミットとの巧みなパス交換が起点となり、そこからユスティン・エンジンマーの同点弾が生まれた。「完全に崩し切ったし、相手も掴みきれなかった」と振り返るように見事な崩しだった。

ただ、そういったプレーはチーム全体で少なく、「他のチャンスは決め切れなかった。そういうところを決めれないとダービーはカオスなゲームになってしまう」と一辺倒になりがちだった攻撃にも目を向けている。

年内も残すところ2試合。そこに対して菅原は、「もう少し自分から発信するとか、やれることはあるなと思っている。あと二試合で勝ち点をしっかり取り切れるようにやらなきゃいけない」と前を向いた。

また、先日行われたW杯の抽選会でオランダ、チュニジア、欧州プレーオフを勝ち上がったチームと同組になったことに触れ、「面白いというか、勝負の神は細部に宿る、ではないけど、そういう試合になるだろうなというのがわかるような対戦相手。すごくタフな戦いになる」と主張。続けて、「個人的にも、そこに向けてもっとパフォーマンスを上げていかなきゃいけないと思います」と語り、自身のさらなる向上を誓っていた。

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