ブレーメンのGK長田澪(ドイツでの登録名は「ミオ・バックハウス」)は、ブンデスリーガで自身初勝利を挙げた試合を振り返り、今後取り組むべき課題について語った。クラブ専門メディア『ダイヒシュトゥーベ』がコメントを紹介している。
ブレーメンは14日、ブンデスリーガ第3節でボルシア・メンヒェングラットバッハと対戦。日本代表帰りの菅原由勢が右サイドバックとして、ミヒャエル・ツェテラーの移籍後に正守護神となった長田が先発出場した。試合は15分、菅原のパスを受けたサミュエル・ムバングラが強烈なシュートで先制点を奪うと、26分に追加点を挙げるなど、ブレーメンが4-0で今季リーグ戦初白星を飾った。
長田は正GKとして臨んだ3試合目にして、しかも生まれ故郷であるメンヒェングラットバッハで初のクリーンシートでの勝利を手にした。「初めてスタジアムに行ったのはメンヒェングラットバッハで、偶然にも相手はブレーメンでした」と明かしつつ、「(友人や親族が観戦する中でプレーできたのは)素晴らしい経験でしたが、ピッチに立った瞬間には気持ちを切り替え、サッカーに集中できました」と振り返った。
U-21ドイツ代表でも先日正GKデビューを果たした長田は、1-4で敗れた開幕節フランクフルト戦や3-3で引き分けた第2節レヴァークーゼン戦に触れながら、「チームメイトやコーチ陣からの信頼を感じています。もちろん7失点はきつかったですが、そのすべてを防げたわけではありません。GKとして世界を救えるわけではありませんから」ともコメントした。
さらに21歳の日独ハーフは、「まだブンデスリーガで3試合しか出場していません」と謙虚な姿勢を示したうえで、「ここで満足することなどまったくありませんし、これからペースを落とすつもりもありません。今ようやくスタートラインに立ち、まだまだこれからです!」と強調。「もっと安定感を出せたらと思います。それに、ツェッティ(ツェテラー)は足元の技術が素晴らしかったので、自分もより正確にパスを通し、より良い判断ができるようになりたい」と今後の改善点を語った。





