mio-backhaus(C)Getty Images

ブレーメンで控えの20歳GK長田澪、今夏以降の去就は?クラブSDが注目発言「どの道が最善なのか評価するつもり」

ブレーメンのGK長田澪は、当面の間、公式戦デビューのチャンスを与えられないかもしれない。クラブのペーター・ニーマイヤーSD(スポーツディレクター)がその可能性を示唆した。

欧州での登録名は“ミオ・バックハウス”の長田は、ドイツ人の父を持つ日独ハーフのGK。U-20ドイツ代表では正守護神を務める20歳のタレントだが、ブレーメンでは正GKミヒャエル・ツェッテラーの控えで、出場機会を得られていない。

先週、ツェッテラーが感染症により練習欠席をしていたため、1日の第24節ヴォルフスブルク戦では長田が起用される可能性も浮上。しかし、最終的にツェッテラーがこの1-2で敗れた試合にフル出場した。ニーマイヤーSDはドイツ紙『ビルト』で、「ツェッティ(ツェッテラー)が我々の一番手だ。それは確かだ」と強調すると、「それでも我々は澪を高く評価している。彼はもちろん出場したくてたまらないし、チームの力になることを望んでいる。だが、2番手としての役割は彼の成長につながっており、ポジティブな影響を与えている」と語った。

一方、同SDは「澪は辛抱が必要だ」ともコメント。「いずれツェッティがプレーできず、我々も澪をゴールマウスに立たせることをためらわない瞬間が来るだろう。彼はブンデスリーガのGKだからね」と述べた上で、「この夏、彼にとってどの道が最善なのかを改めて評価するつもりだ」と付け足し、長田の去就に関して含みを持たせた。

昨季、長田は当時エールディビジのフォレンダムに期限付きで送り出され、ほぼ全試合に出場。バルセロナやFCコペンハーゲンからの関心も伝えられた若手GKは、2018年夏から在籍するブレーメンを今季限りで退団する可能性もあるのだろうか。

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