ボルシアMGは2日、ブンデスリーガ第3節でバイエルンと対戦した。2試合で7失点と厳しいスタートを切ったボルシアMGは、バイエルンを相手に前半からアグレッシブな守備を展開。ボールを保持されても集中した守備で跳ね返す時間が続いた。すると30分には、セットプレーから板倉滉が決めて先制に成功。チームとしてはこれ以上ない前半となった。だが、後半に入ると王者バイエルンが反撃を開始。最終的には相手の圧力に屈して2つの失点を献上し、1-2の逆転負けを喫している。
ミックスゾーンに現れた板倉は、開口一番「勝ち点1をどうにか取りたかった試合。ああいうところで決め切ってくるのがバイエルンだと思うし、悔しいですね」とコメント。しかし、チームとしては「前の試合よりもアグレッシブに戦えていたと思います。いい守備ができればいい攻撃に行けるというか、前回よりか狙った攻撃の仕方ができたと思う。悔しいですけど、チームとして全員がアグレッシブに戦えばやれるぞというところは見せられたんじゃないかと思う」と語り、ポジティブな面も口にした。
自身のゴールとなったセットプレーについては狙っていた形だったと明かし、「当てた時に越えたなと。うまく当たったなという印象」と得点を振り返った。それでも、「これで勝てていればいいプレーだったと言われるのは当然だと思いますけど、結果的に負けてしまっている。ディフェンス陣が難しいのは、10本あって9本止めても、1本やられたらそこがフォーカスされてしまう。そういうところを突き詰めて、チームとしてもやっていけたらと思います」と前を向いた。
板倉は一旦チームを離れ、週明けから日本代表の活動に参加することになる。ドイツ戦に向けて「今日もドイツ代表の選手が多かったので、代表を前にバイエルンとやれたのはポジティブに捉えていきたい」と語りつつ、「またいいトライをしたい」とW杯に続いてのドイツ戦勝利を誓っていた。
