ボルシア・メンヒェングラットバッハの強化責任者を務めるルーヴェン・シュレーダー氏は、町野修斗の起用法について言及した。ドイツ誌『キッカー』がコメントを紹介している。
今夏、ホルシュタイン・キールからボルシアMGに移籍した町野。新天地では負傷や体調不良もあり、リーグ戦ではゴールを挙げられず、なかなか本領を発揮できなかった。だが、28日に行われたカールスルーエとのDFBポカール2回戦で初ゴールを奪い、好パフォーマンスでチームの3-1の勝利に貢献した。
先日、クラブのヘッド・オブ・スポーツに就任したシュレーダー氏は、町野のこれまでの起用法にも問題があったと考えているようだ。「最前線でワントップとしてプレーするのは、修斗のポジションではない」と指摘し、続けて「彼はむしろセンターフォワードの周りでプレーする方が得意で、そのエリアでプレーするのが心地よい。キールで見せていたのも、まさにそのプレースタイルだ」と説明した。
ジェラルド・セオアネ前監督の解任後、セカンドチームから昇格したオイゲン・ポランスキ監督も、当初は長期離脱中のセンターFWティム・クラインディーンストの代役として町野をワントップに配置。一方、カールスルーエ戦では初めてハレス・タバコヴィッチとともに先発起用され、町野はセカンドストライカーとしてプレーした。
ポランスキ監督はカールスルーエ戦後の記者会見で、シュレーダー氏の就任が町野に好影響を与えたと考える模様。「ルーヴェンは多くのアジア人選手と関わってきた経験がある。町野をしっかりサポートしてくれているのは非常に大きく、その成果も今日のプレーに表れていたと思う」と語った。


