ホルシュタイン・キールの地元メディア『Kieler Nachrichten』は、日本代表FW町野修斗の移籍を分析している。
キールは昨季、クラブ史上初めてブンデスリーガ1部に挑戦。最終的に17位で降格が決まっているが、その中で町野は11ゴールを奪うなど大活躍。大きな注目を集めると、26日にボルシア・メンヘングラードバッハへの移籍が決まっている。
そして今回の移籍について『Kieler Nachrichten』は、「ボーナスを含めて総額約1000万ユーロ(約17億3000万円)の移籍金を手にする。これは確かにスポーツ面での損失だが、最終的には全ての関係者にとって良いビジネスとなった」と主張した。
また、「2023年夏にその10分の1以下、つまり70万ユーロで獲得し、再売却の場合の分配金も確保していることを考えると、スポーツディレクターのオラフ・レッベ氏は真の成功を成し遂げたことになる。しかも十分な交渉術を駆使してだ。結局、彼は約350万ユーロ(約6億円)の退団条項を5月31日に行使されずに失効させ、今回の移籍に成功したのだ」とし、キール側に利益の多い移籍になったと伝えている。
加えて、「ホルシュタイン・キールは育成クラブかつステップアップの場としての評判を改めて裏付け、それによってさらに魅力的になったと思われる」と指摘。町野の成功により、クラブとして大きな進歩を遂げたことになったと指摘した。


