ボルシア・メンヒェングラットバッハDF板倉滉はダルムシュタット戦にフル出場し、ドイツメディアで高く評価された。ジェラルド・セオアネ監督も試合後、その「シチュエーションを読む賢さ」を称賛した。
ボルシアMGは10日に行われたブンデスリーガ第21節でダルムシュタットをホームに迎え、試合は結局スコアレスドローで決着。最下位相手にポゼッションやチャンスでは上回るもゴールを割れず、4試合ぶりの勝利を掴めなかった。
昨年10月後半に足首の手術を受け、アジアカップに出場した板倉はこの試合で公式戦16試合ぶりにボルシアMGで公式戦に出場。同じく復帰戦となったマクシミリアン・ヴェーバー、そしてニコ・エルヴェディと3バックを形成し、安定した守備を見せた。
そして、ドイツ誌『キッカー』はそのパフォーマンスをチーム単独最高の「2.5」と高く評価。地元紙『ライニシェ・ポスト』は「3+(プラス)」とチーム2位タイの評価を与え、「何度かボールをインターセプトし、守備においてほとんどの場面では注意深く見えた。ボールを持ったとき落ち着きを見せたものの、時折プレースピードにブレーキをかけることも。77分にはタックルでピンチを防ぎ、無失点に貢献した」と寸評している。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)
なお、セオアヌ監督は試合後の記者会見で結果への落胆を隠さなかったものの、この日ともに復帰を果たした板倉とヴェーバーは「総合的に見て、2人のカムバックは良かったと思う」とコメント。板倉については「コウは3カ月我々とプレーしていなかった。アジアカップでは出場したが、すぐにいつものインパクトを見せることを求めてはいけない」と指摘した上で、「だがそれでもたくさんのシチュエーションを上手く読み、裏のスペースも上手くケアした。それこそ彼を起用する決断した理由。彼にはシチュエーションを読む賢さがあるからだ」とその洞察力への評価を口にしていた。
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