ブンデスリーガ第15節ボルシア・メンヒェングラットバッハ対ブレーメンの試合で、ファンが金箔で包まれたチョコレートコインを投げ込んだことで試合が一時中断する事態となった。『ESPN』が伝えた。
事の発端となったのは、ブンデスリーガが将来的に放送収入の株式を外部の投資家に売却するというリーグの計画が明らかになったこと。これに対し、ファンは投資家がリーグに圧力をかけて大会の運営方法を変えさせ、スタジアムのファンよりもテレビ視聴者を重視させることを恐れて数ヶ月前からブンデスリーガの試合で横断幕を掲げて抗議。ドイツのファングループ団体は「ドイツサッカーが売却されるのを黙って見ているわけにはいかない」と共同声明を発表するに至った。
今回、各団体は今週末の各試合の最初の12分間は歌やチャントを禁止し、無言の抗議を行うことで合意。ボルシアMG対ブレーメンの試合でも行われることになった。そして、ボルシアMGのファンはこの12分間が終わると、さらに子供たちへのホリデープレゼントとしてよく使われる金箔入りのチョコレートコインをフィールドに投げ入れることに。これを主審とスタジアムのスタッフが拾い集めるために、試合が5分間、中断する事態となった。
また、2.ブンデスリーガのパーターボルン対ハンザ・ロストックの試合でも、ロストックのファンが12分間の黙祷に後に発炎筒を投げ込んだことで一時中断する事件が起きている。
