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ボーフムの浅野拓磨、6戦未勝利の現状に危機感「チーム状況が崩れて行っている」

ボーフムの浅野拓磨が、悔しい敗戦に終わったボルシア・メンヒェングラットバッハ戦を振り返った。

ボーフムは30日、ブンデスリーガ第6節でボルシアMGと対戦。試合は前半からボルシアMGペースで推移すると、前半のうちにフロリアン・ノイハウスとアルザーヌ・プレアのゴールなどで3点をリードして後半へ。後半はボーフムも立て直し、1点を取り返したが、終盤の猛攻も実らず、そのまま1-3で敗戦を喫した。

この日、先発出場で68分までプレーした浅野は「僕自身、間違いなくピッチ上で課題は出ました」と自身の出来を振り返りつつ、「チームとしてどう戦うのかのイメージこそ共有しているんですけど、それが全くピッチの上で表現できていないので、そこをどうするかをチームとして考えないと厳しい試合が続くと思う」とチームの現状について悔しさを口にした。

ボーフムは6試合を終えて33敗。第2節から3試合連続引き分けと悪くない時期もあったが、ここ2試合は10失点と守備が崩れ、勝ち星から遠ざかっている。ボルシアMG戦もオールコートマンツーマン気味にプレスをかけたが、局面局面で対峙した選手を抑えられないことが多く、スコア以上の失点を喫してもおかしくなかった。

浅野は、チーム状況について「対戦相手とのイメージや戦術の噛み合わせは共有できているんですけど、それが試合で全く表現できない状況が続いている。それをどうするべきなのかというのは、チームとして考えるしかないと思う」と主張。続けて、「個人個人フラストレーションがたまって、ピッチの中で少しずつ変えていけば変えて行くほどチーム状況が崩れて行っている」と語り、なかなかチーム状況が改善されていない現状を嘆いた。

また、個人としても結果を残すことができなかった浅野は、「チームの状況を考えてもシュートはどんどん打っていかないといけない。それでチームの流れが変わる時もあるので、自分のできるところでいったらそこ」と課題を明かし、今後に向けた修正点を語っている。

「個人的に言えるのは、攻撃の部分でもっと勢いをつけてシュートで終わるというのはもっとやっていかないと。それが全てではないですけど、今日の試合でも何本かここで打てていたらもしかしたら状況変わったかなと(思うところがあった)。自信を持ってどんどん前にプレーしていけたらと思います」

苦しいチーム状況が続く中、「自分は自分がやるべきことに集中するしかないかなと思っています。それがこの世界で生きていく、自分が成長していくために必要なことだと思っている」と語った浅野。なかなかチームの成績が上向いていない中、次節はこの状況を打破するようなゴールを期待したいところだ。

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