バイエルンは、クラブ・ワールドカップを見据えてトッテナムにレンタル移籍中のマティス・テルを呼び戻す可能性があるようだ。
現在19歳のテルは、ユース時代を過ごしたレンヌでプロデビューを果たすと、2022年にバイエルンへと移籍。クラブ最年少得点者記録を更新するなどすぐさま結果を残したが、今季はブンデスリーガ8試合の出場にとどまるなど出場機会を減らしていた。すると1月の移籍市場最終日、トッテナムへのレンタル移籍が決定。さらに5500万ユーロ(約89億3000万円)の買取オプションが設定されているとも伝えられている。
しかし『キッカー』によると、テルは今夏にもバイエルンへ復帰する可能性があるとのこと。バイエルンは現在、6月に開幕するクラブ・ワールドカップに先立ち、レンタル中の全選手を呼び戻すことを検討しているようだ。テルのレンタル契約は6月30日までだが、FIFAは6月1日~10日までの新たな移籍市場を設けており、この期間中にトッテナムとの契約を終了して復帰させることも可能になっているという。
今季から指揮を執るヴァンサン・コンパニ監督のもと、ブンデスリーガで首位を走るバイエルン。さらにチャンピオンズリーグでも準々決勝に進出しており、シーズン終盤まで過密日程が続くことが予想される。『キッカー』は、そうした状況も踏まえてクラブ・ワールドカップで起用できる選手を増やしたい考えだと指摘している。
