20201130_Miroslav Klose_Bayern Munchen(C)Getty Images

フリック監督に続きクローゼ氏も退団?今のバイエルンで「本当に考えさせられる」問題とは?

ハンジ・フリック監督の下でアシスタントを務める元ドイツ代表FWのミロスラフ・クローゼ氏も、今季限りでバイエルン・ミュンヘンから去るかもしれない。ドイツ誌『キッカー』が報じている。

フリック監督は17日のヴォルフスブルク戦後に「クラブに契約解除を申し出た」と今季終了後の退団希望を公に。するとバイエルンは翌日には、「ヴォルフスブルク、レヴァークーゼン(20日)、マインツ(24日)の重要な3試合に向けたクラブ全体の集中力を乱さないために、ハンジ・フリックとFCバイエルンはこれらの試合に集中することで合意していた。FCバイエルンはハンジ・フリックによる一方的な発言を非難し、当初の申し合わせ通り、マインツ戦後に話し合いを続ける」と同監督の言動への戸惑いを示す声明を発表した。

そんな中、『キッカー』は2018年にU-17のコーチに就任し、昨夏からはフリック監督のアシスタントを務めるクローゼ氏のこの件に関するコメントを紹介。今夏までの契約を残す同氏だが、「私個人にとって、クラブがまだ自分とは話していないことにはなんの問題も感じていない」と前置きすると、「ただ、本当に考えさせられるのは、ここでの現在のお互いへのコミュニケーションの取り方だね」と明かしている。

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クローゼ氏は「常に意見が合わなくてもお互いにリスペクトを持って接することが絶対不可欠」と強調。「ウリ・ヘーネス(元会長)やカッレ・ルンメニゲ(カール=ハインツ・ルンメニゲCEO)がこのクラブを世界的なクラブに導いた。それができたのは彼らは常にFCバイエルンのことを考え、見栄を張らなかったからだ!」と苦言とも捉えれる言葉を発していた。

なお『キッカー』はフリック監督との対立が伝えられる強化担当のハサン・サリハミジッチ幹部は以前、クローゼ氏とも意見相違があったことを指摘。フリック監督が今夏にドイツ代表の監督に就任した場合、2016年から2年間代表では攻撃陣のコーチを務めたクローゼ氏も連れて行く可能性が考えられるという。

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