バイエルン・ミュンヘンは、オファー次第で韓国代表DFキム・ミンジェを手放す可能性があるようだ。ドイツ『スカイ』が報じている。
バイエルンは2023年夏、ナポリからキムを獲得。現在28歳のセンターバックは、昨夏に就任したヴァンサン・コンパニ監督の下では温存された試合や負傷で欠場を除き、全公式戦に先発出場している。
しかし、バイエルンはキムが失点に直結するミスを繰り返すことに不満を抱いている模様。クラブの強化担当であるマックス・エーバル取締役も、先日のボルシア・ドルトムントとのリーグ戦(2-2)後に失点に絡んだとしたキムに対して公然と苦言を呈していた。
そんな中『スカイ』は、キムが今季の欧州5大リーグで最多となる6回の失点に直接関与しているというスタッツを紹介。こうしたミスが、今夏以降の去就に影響を及ぼす可能性があると伝えている。
移籍市場に精通する『スカイ』のフロリアン・プレッテンベルク記者は、「彼はバイエルンでチームに溶け込んでおり、ロッカールームでもピッチ上でも仲間から好かれている。とてもいい人物だ」と前置きしつつ、次のように語った。
「ただ、彼はミスが多い。5000万ユーロでナポリから獲得したときの期待していたキム・ミンジェではない。彼は当時、セリエAの最優秀DFに選ばれた選手だったが、現在の姿はその頃とはかけ離れている」
「したがって、もはやバイエルンにとって彼は“非売品”ではない。ただし、我々が得た情報によると、クラブは彼を何が何でも売りたがっているわけではなく、状況を見ながら、興味深いオファーがあれば耳を傾ける方針のようだ」
プレッテンベルク氏はさらに、仮にキムが高額で売却された場合には「その資金は新たなCB獲得に充てられるだろう」と予想。また、「それ以外では、伊藤洋輝、ダヨ・ウパメカノ、ヨシプ・スタニシッチ、エリック・ダイアーは引き続き構想内にある」とも述べ、とも語り、現時点で放出の可能性があるのはキムだけであることを示唆した。


