かつてイタリア代表などを率いたアントニオ・コンテ氏は、今夏にトッテナムからバイエルンへと移籍したハリー・ケインがトロフィーを獲得する「資格がある」と自身の思いを口にした。『テレグラフ』が伝えた。
現役時代にユヴェントスなどで活躍し、指導者になってからもユヴェントスやイタリア代表監督を務めたコンテ氏は、2021年にトッテナムの指揮官に就任。1年目は低迷したクラブの4位フィニッシュを成功させ、チャンピオンズリーグ出場権を獲得した。
ただ、翌シーズンは選手・フロントに対する不満を爆発させたこともあり、2023年の3月にクラブと双方合意のもとで契約解除となった。
コンテ氏はトッテナムに在籍中、イングランド代表であるケインを指導。特にケインのゴールネットを揺らす能力を高く評価し、ドイツに移籍したことで選手としてさらに進化したとの見解を口にしている。
「我々が話しているのは素晴らしい選手のことだ。バイエルンでプレーする機会が彼をより良くした。彼の得点能力に疑いの余地はない」
「別のクラブ、別のメンタリティー、別の状況を見つけるために、彼は(違う場所に)行って変わる必要があったと思う。それは彼にとって重要なことだった。彼はトロフィーを獲得するに値するし、私たちは世界最高のストライカーの一人について話しているんだ。彼は私が一緒に仕事をした中で最高の選手の一人であることは間違いない。彼は良い男だし、良い人間でもある。彼には新たな経験、新たなチャンスが必要だった。今、彼は以前よりも完成された選手になっている」
ケインはここまでバイエルンで28ゴールを奪取。ここからどれだけ得点を積み重ねるのだろうか。


