バイエルンFWハリー・ケインに対し、OBのユルゲン・クリンスマン氏が称賛の言葉を送った。『BBC』が伝えている。
長年にわたって世界トップレベルのプレーを見せてきたものの、キャリアを通じて主要タイトルを獲得していなかったケイン。トッテナム時代では、2008年のリーグカップ優勝時はまだユース所属であり、2010年7月にプロ契約を結び公式戦435試合で280ゴールとクラブ最多得点記録を更新したが、タイトルは獲得できず。またイングランド代表の史上最多得点記録を更新したものの、EUROでは2度準優勝と優勝には届いていない。そしてバイエルン移籍初年度も、レヴァークーゼンの無敗優勝を許すと、スーパーカップでもRBライプツィヒにタイトルを譲るなど、トロフィーとは無縁の状況が続いていた。
それでも、今季も36ゴール12アシストと見事な結果を残していた31歳FWは、ついに念願の初タイトルを獲得。4日に2位レヴァークーゼンが引き分けに終わったことで、バイエルンは2試合を残して2シーズンぶりのブンデスリーガ制覇を達成している。
かつてバイエルンとトッテナムで活躍したユルゲン・クリンスマン氏は、『BBC』で「ハリーがスパーズを去れば、タイトルを獲得する機会を得るだろうといつも言っていた」と主張。初のタイトルを獲得したケインに対し、称賛の言葉を送っている。
「彼のことを思うと、とても嬉しく思うよ。タイトルに値するからね。彼は過去10年間を通してそれを証明してきた。残してきたスタッツは本当に信じられないほどだ。そしてまだ最高の状態にあり、体力があり、飢えている。あと数年はその状態を続けるだろう。彼のことを本当に嬉しく思う。私は彼を見るのが大好きなんだ」


