バイエルンのハリー・ケインが、ブンデスリーガの歴史において史上最速で20ゴールを達成した。
バイエルンは17日、ブンデスリーガ第15節でシュトゥットガルトと対戦した。上位対決となった試合は、立ち上がり2分にリロイ・ザネのラストパスをケインが押し込んで先制点を奪うと、後半にもセットプレーの流れから再びケインがヘディングで押し込んで追加点を奪取。63分にはキム・ミンジェに移籍後初ゴールが生まれ、最終的に3-0でバイエルンが快勝を収めた。
この試合で新たな記録を打ち立てたのはケインだ。今夏にトッテナムから加わったストライカーは、ブンデスリーガで14試合を終えた段階で20得点を記録。これはドイツフットボール界のレジェンドであるウーヴェ・ゼーラー氏が、1963-64シーズンに達成した「21試合で20ゴール」という記録を大きく塗り替えることになった。ちなみに現在マンチェスター・シティで活躍するアーリング・ハーランドがドルトムント時代に記録したのは、それに次ぐ22試合だった。そういった意味でも、偉大な記録を打ち立てたことになる。
また、ブンデスリーガのハーフシーズンで20ゴールを記録したのは、ロベルト・レヴァンドフスキ、ゲルト・ミュラーに続き史上3人目の最速記録のようだ。
試合後、ケインは「今シーズンのベストパフォーマンスだったと思う。試合を支配的したかった。相手の危険性はわかっていたし、チャンスも数回に抑えた。2得点してチームを助けることができたのは大きい」と語り、勝利を喜んでいる。




