バイエルン・ミュンヘンは来季に向けて、左サイドバックの補強が複数必要になるかもしれない。ドイツ誌『キッカー』が分析した。
バイエルンは、カナダ代表の左SBアルフォンソ・デイヴィスが先月のインターナショナルウィーク中に右膝の前十字じん帯を断裂し、重傷を負った。さらに、同月29日に行われたブンデスリーガ第27節のザンクト・パウリ戦(3-2)では、左サイドバックとして途中出場した日本代表DF伊藤洋輝が試合終了間際に右足中足骨を再び骨折。『ビルト』はデイヴィスが6カ月以上の長期離脱を余儀なくされると伝え、伊藤については3カ月の離脱が予想されると報じた。
一方、『キッカー』は「今年中に再びピッチに立てるかどうかは不確かだ」とレギュラー級の左SBの復帰時期が不透明であることを強調。同誌は、現在唯一プレー可能な左SBであるラファエル・ゲレイロを今夏の放出候補の1人としており、バイエルンがこのポジションで「最低でも1人の新戦力を必要としている」と指摘している。
バイエルンは今年1月、同じく左SBであるアダム・アズヌーを期限付きでバリャドリードへ送り出していた。『キッカー』は、18歳のモロッコ代表DFが今夏にレンタルから復帰したとしても、「アズヌー1人では足りないだろう」と予想している。
