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伊藤洋輝の回復状況が“カギ”? 独誌がバイエルンのDF編成を予想「回復が順調ならキム・ミンジェがクラブを去ることになるだろう」

バイエルン・ミュンヘンの守備陣のメンバー構成が、大きく変わるかもしれない。ドイツ誌『キッカー』によれば、そのカギを握るのはDF伊藤洋輝の回復状況だという。

DFエリック・ダイアーのモナコ移籍が正式に決定したバイエルンは、昨夏に移籍が実現しなかったレヴァークーゼンのDFヨナタン・ターの獲得に接近。『キッカー』によれば、今夏にフリーでの移籍が可能となるこのドイツ代表DFはバルセロナ移籍の可能性が消滅し、バイエルン加入の「可能性が高い」とされている。

一方で、パリSGからの関心が伝えられているフランス代表DFダヨ・ウパメカーノについて、クラブは「絶対に手放すつもりはない」との姿勢を示している。契約延長交渉は難航しているものの、2026年まで契約を残す同選手については、フリーでの流出リスクを承知の上で、26歳のセンターバックを引き留める意向のようだ。

ただし『キッカー』は、「ターに続く新戦力の補強に関しては、クラブの監査役員会は選手を売却してから行うことを指示している」とし、「今夏中にもう1人ディフェンダーがクラブを去る可能性があるということだ」と指摘。そして戦力整理にあたって「ここでカギを握るのが、伊藤洋輝の回復状況である」と記し、次のように続けている。

「首脳陣は彼の能力を高く評価しているが、足の中足骨骨折を繰り返した日本代表DFがいつ、どのような状態で戻ってくるのか? 伊藤の回復が順調に進むようであれば、キム・ミンジェがクラブを去ることになるだろう。韓国代表DFはここでの2年間、重要な試合でのパフォーマンスが不安定すぎ、ミスが目立ちすぎたからだ」

また、同誌は、ここ最近センターバックとしてもプレーしているクロアチア代表DFヨシップ・スタニシッチと、来季も右サイドバックとして起用が予想されるオーストリア代表MFコンラート・ライマーについては、放出する予定がないとみている。一方、フランス人DFサシャ・ブイは今夏の放出候補の1人とされている。

なお、カナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスが長期離脱中の左SBについては、現在バリャドリードにレンタル中のモロッコ代表DFアダム・アズノウをクラブ・ワールドカップで起用する見通し。元ポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロも本職は左SBだが、同誌は「彼は中央の位置の方ではより良いパフォーマンスを見せている」としており、主に中盤での起用が見込まれているようだ。

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