バイエルンの伊藤洋輝が、ブンデスリーガ第27節のザンクト・パウリ戦で負傷した。
日本代表の一員としてW杯アジア最終予選の2試合にフル出場した伊藤がベンチスタートとなった一戦は、バイエルンが先制しながらも一度追いつかれる展開となるが、後半にリロイ・サネが2つのゴールを加え、ザンクト・パウリの反撃を抑えて3-2の勝利を手にした。
この試合、伊藤は58分にラファエル・ゲレイロに代わって途中出場を果たしたのだが、ゲーム終盤に守備対応をした際に右足を痛めてプレー続行が不可能に。すでに交代枠を使い切った中でピッチを離れる決断となり、残り5分余りを10人で戦うことになった。
試合後、ヴァンサン・コンパニ監督はゲームを振り返りつつ、伊藤の怪我の状況について言及している。
「もし最後の5分間、特に洋輝のケガがなければ、私は結果とパフォーマンスにとても満足していただろう。しかし、もちろん洋輝を失ったという気持ちは少し残っている。ただ、それを今後、言い訳にするわけにはいかない。我々は続けなければならないし、1試合をクリアしたが、さらに7試合を勝たなければならない」
「彼は今シーズン問題を抱えていた足を再び痛めた。それは我々にとって良くないことだ。しかし、彼が抱えている問題の程度については、今は少し言いがたい。彼は診断を受けに行くので、その後に確認できるだろう。ただ、同じ足に何かが起きて、それでプレーを続けられなかったという事実がある。結論を急がず、状況はその通りということだ」




