ボルシア・メンヒェングラットバッハ(ボルシアMG)のジェラルド・セオアネ監督が日本代表DF板倉滉の新たな起用法について説明した。
ボルシアMGは24日のブンデスリーガ第11節でザンクト・パウリをホームに迎え、アラサヌ・プレア(13分)とティム・クラインディーンスト(44分)のゴールにより2-0で勝利。リーグでは直近3試合で勝ち点7を獲得し、6位に浮上した。
セオアネ監督は試合後の記者会見で「ポジティブな結果」を喜びつつ、「ただ全体的に技術、判断におけるミスが多過ぎ、一貫性のない試合になってしまった。後半はボール保持時はゲームをコントロールするための自分たちのプレーを発揮できず、たくさん守らなければならなかった」と指摘。それでも「パフォーマンスがあまり良くない日にも十分なレジリエンスと集中力を維持できたチームを称えなければならない」と語った。
スイス人指揮官は第7節以降、ニコ・エルヴェディの負傷離脱で板倉とCBペアを組むようになったマーヴィン・フリードリヒについて問われると、「全員の守備面の成長を強調したい。我々はよりコンパクトな位置取りをして、より多くのパスコースを消し、バイタルへのパスを許さなくなり相手をサイドに押し出しているんだ」と返答。「その中で、マーヴィンはその体格、ポジショニング、視野の広さで好パフォーマンスを見せてくれた。彼がこのチャンスをこうやって活かしていることを喜んでいる」と続けている。
また、同監督は代表ウィーク明けのこの試合もフル出場した板倉について「多くの代表選手がいるのは嬉しいことだし、彼らがたくさんプレーし、長距離移動を強いられるのは一つのチャレンジだろう」とも言及。第7節から右CBではなく左CBでの起用を続けていることに関してはこのように説明している。
「コウは本来は右CB、あるいは3バックの中央で、より価値の高いプレーをする。だが、今は若い左SB(20歳のDFルーカス・ウルリヒ)の隣にいることで、カバーリングや読みの部分でものすごく大きな助けになってくれている。それにマーヴィンが右にいることは、彼のパフォーマンスをより安定させることを手伝っているね」