現地時間7日、イングランド・プレミアリーグは第15節が行われ、三笘薫の所属するブライトンはホームのAMEXスタジアムにウェストハムを迎えた。
この試合から戦列復帰も期待された三笘だが、ベンチ入りせず。トップにウェルベックが入り、リュテル、デ・カイペル、ミンテが2列目に入った。
前節、アストン・ヴィラとの打ち合いに敗れているブライトンは、立ち上がりからボールを保持して試合の主導権を握る。しかし、雨で滑りやすいピッチコンディションの中、最後のところのパスやクロスの精度を欠き、決定機を作ることができない。
一方、リーグ戦3試合勝利のないウェストハムはカウンター気味にブライトンゴールを脅かす。互いに決定機の少ない展開の中、39分にパケタが左足で強烈なミドルシュートを放つも、ここはGKフェルブルッヘンが横っ飛びではじく。
さらに40分、GKアレオラのゴールキックを起点に、サマーフィルがダンクをかわしてエリア内に侵入。GKフェルブルッヘンと1対1の決定機だったが、右足で丁寧に狙ったシュートはゴール右へと外れた。
互いに無得点のまま迎えた後半も、鋭いカウンターをベースにウェストハムがチャンスを増やしていく。58分、高い位置でボールを奪い返し、ゴール前で仕掛けたボーウェンが右足で狙うも、ここはGKフェルブルッヘンがかろうじて触ると、こぼれ球をサマーフィルがボレーで押し込む。しかし、これもフェルブルッヘンが素晴らしい反応でブロックしCKへと逃れた。
ブライトンは60分にバレバを下げてヒンシェルウッドを投入すると、72分にはミンテとデ・カイペルを下げてグルダとコストゥラスを投入。ウェストハムも64分にギド・ロドリゲスに代えてポッツ、72分にサマーフィルに代えてカラム・ウィルソンを投入する。
すると直後の73分、ファン・ヘッケのバックヘッドを奪い、前線でキープしたC・ウィルソンがエリア内左にパスを出すと、走り込んだボーウェンが滑り込みながらシュートを選択。やや角度のない位置からの意表を突いたシュートにGKフェルブルッヘンも反応しきれず、ウェストハムが均衡を破った。
リードを奪ったウェストハムはマガッサ、マイヤーズ、ソーチェクを投入し逃げ切りを図ると、追いつきたいブライトンはボスカグリを投入して勝負に出る。
シュート数は変わらない両チームだが、ブライトンは89分まで枠内シュート0本のまま。しかしアディショナルタイム、セットプレー崩れから右クロスをエリア内左の19がオーバーヘッドで繋ぐと、ゴール前のリュテルが受けて左足でシュート。これはGKアレオラが防ぐが、拾ったファン・ヘッケが戻したボールをリュテルが左足で押し込み、ブライトンが同点に追いつく。
勢いに乗ったブライトンが残り時間で逆転を狙うものの、ウェストハムも必死の守備で耐え抜き、1-1のまま試合終了。互いに勝ち点1を分け合う結果に終わった。
■試合結果
ブライトン 1-1 ウェストハム
■得点者
ブライトン:リュテル(90+1分)
ウェストハム:ボーウェン(73分)




