ブライトンは、アヤックスで注目を集める2選手への関心を強めているようだ。
昨季途中就任のロベルト・デ・ゼルビ監督の下、三笘薫らが躍動してプレミアリーグ6位フィニッシュ、FAカップ準決勝進出を果たしたブライトン。来季はヨーロッパリーグに挑戦することになるが、すでにアレクシス・マクアリスターの退団が決定し、さらにモイセス・カイセドも移籍が濃厚と伝えられるなど、チームの刷新が予想されている。
そんな中、来季へ向けてアヤックスの注目株2選手への関心を強めているようだ。『The Athletic』によると、ガーナ代表MFモハメド・クドゥス、ナイジェリア代表DFカルバン・バッシーに興味を示しているという。
昨季アヤックスでの公式戦42試合で18ゴール7アシストと目覚ましい活躍を見せたクドゥスだが、2025年まで契約を残す中で4月に新契約オファーを拒否し、今夏の移籍を望んでいる模様。これまでアーセナルやマンチェスター・ユナイテッドとの関連が噂されていたが、共に中盤の強化を完了させつつある。そこで、ブライトンが新たに移籍先候補に浮上しているようだ。アヤックス側は4000万ポンド(約73億円)前後を要求しており、まだ獲得に近づいているわけではないという。
一方でバッシーは、昨夏にレンジャーズからアヤックスへ移籍する際にも関心を示しており、昨季39試合に出場した左利きのセンターバックを引き続き注視しているようだ。ブライトンでは、昨季主力の1人であったレヴィ・コルウィルがレンタル期間満了でチェルシーへと復帰。先月には3000万ポンド(約55億円)で完全移籍に動いたが、このオファーは拒否されていた。20歳DFは新たに就任したマウリシオ・ポチェッティーノ監督との話し合いを望んでおり、その結果次第で去就が確定すると予想されている。そしてコルウィル獲得失敗に備え、バッシーをリストアップしたようだ。
今夏には主力の退団だけではなく、すでにジョアン・ペドロ(ワトフォード)、ジェームズ・ミルナー(リヴァプール)、マフムド・ダフード(ドルトムント)、バルト・フェルブルッヘン(アンデルレヒト)らの獲得を決めているブライトン。来季へ向け、着実にチーム強化を図っているようだ。




