リヴァプールMF遠藤航が、リーグ戦で初めてのフル出場を果たしている。
プレミアリーグは12日に第12節が開催され、リヴァプールはブレントフォードと対戦。試合はモハメド・サラーの2ゴールとディオゴ・ジョタの得点でリヴァプールが3-0で勝利。首位マンチェスター・シティと勝ち点1差の2位につけた。
アレクシス・マクアリスターが出場停止という影響もあり、遠藤はこの試合でアンカーとして先発起用。第3節ニューカッスル戦以来、9試合ぶりの先発出場となっている。
地元メディア『Liverpool Echo』は遠藤に対して7点と高めの評価。「シンプルなプレーを続け、ブレントフォードが深い位置に陣取る中、多くのボールを処理した」と綴り、「敵の明らかな脅威を前に、アリエルの能力は非常に有用だった。良くなっている」とパフォーマンスの向上を認めている。
また、『Anfield Watch』は試合コラムの中で遠藤を特集。「出場停止と負傷が重なり、遠藤航はプレミアリーグでは珍しい先発出場を果たした」と切り出しつつ、同選手のプレーを振り返っている。
「日本代表の遠藤航は、当然ながら強い印象を残したかったようで、インテンシティーの高いプレーを見せた。しかし、やや危険なプレーが目立ち、クリスティアン・ノルガードを無残な姿にしたアグレッシブなチャレンジが罰せられずに済んだのは幸運だった」
「試合を通しての遠藤の粘り強さは称賛に値するが、アレクシス・マクアリスターが出場停止処分を終えた今、彼がそのまま復帰しても不思議ではない」
『This is Anfield』は6点と及第点。「プレミアリーグで2度目の先発出場で、序盤は少しずさんなプレーも見られたが、試合には慣れてきた」と評価し、90分通して注目された遠藤のデュエル場面でのチャレンジの部分についても触れている。
「守備では、相手のプレーを中断させるようなチャレンジもあり、イエローカードをもらうまでどれだけ持ちこたえられるか、と思わせるようなプレーもあったが、試合を通して持ちこたえた」
「最近のレッドカードの出方を考えると、クリスティアン・ノルガードへのチャレンジでレッドカードを免れたのはラッキーだったかもしれない。VARがレッドカードを出さなかったのは、確かに時間がかかったからだろう」


