現地時間25日、イングランド・プレミアリーグは第13節が行われ、冨安健洋の所属するアーセナルは敵地Gテック・コミュニティー・スタジアムでブレントフォードと対戦した。
冨安は右サイドバックとして先発出場し、左にはジンチェンコを起用。ウーデゴール、ライス、トロサールの中盤に、前線はサカ、ジェズス、マルティネッリを並べ、ゴールマウスにはラムズデールが入った。
立ち上がりからアーセナルがボールを保持して優位に試合を進めるものの、ブレントフォードもゴール前をしっかり固めてカウンターを狙う。13分、ラムズデールがゴールキックの流れから自陣ゴール前でボールを失い、エムベウモに決定的なシュートを打たれるもこれはカバーに入っていたライスがライン上でブロックし事なきを得た。
アーセナルのチャンスは25分、ジンチェンコの左クロスをゴール前のトロサールが頭で合わせる。さらにはウーデゴールが強烈なミドルシュートを放つも、どちらも枠を捉え切れない。
41分には、サカの浮き球パスに抜け出したジェズスのヘディングはGKフレッケンがはじくが、こぼれ球をトロサールが頭で押し込む。アーセナルが先制したかに思われたが、VARの結果、オフサイドとなりゴールは取り消された。
互いにスコアレスのまま迎えた後半も、アーセナルがボールを保持しながらもなかなか決定機が作れない状況が続く。65分にはジェズスに代えてエンケティアを投入するが、状況は大きく変わらない。
77分にはカウンターからブレントフォードに決定機。右クロスをファーサイドに飛び込んだモペイが頭で叩くと、ゴール左隅を捉えたヘディングはジンチェンコがスライディングでブロックした。
均衡を破りたいアーセナルは79分、マルティネッリに代えてハヴァーツを投入。すると迎えた89分、ペナルティーエリア右でウーデゴールとスイッチしたサカが左足でクロスを入れると、ファーポストのハヴァーツが頭で合わせる。やや角度のない位置から叩きつけたヘディングが決まり、アーセナルが土壇場で先制に成功した。
アディショナルタイムの4分間でウーデゴールとサカを下げてジョルジーニョとホワイトを投入したアーセナルがブレントフォードの反撃をゼロに抑え、敵地で接戦を制した。この結果、勝ち点3を積み上げたアーセナルは首位に浮上している。
■試合結果
ブレントフォード 0-1 アーセナル
■得点者
ブレントフォード:なし
アーセナル:ハヴァーツ(89分)




