ブレーメンのクリスティアン・フェンデルGKコーチは、GK長田澪への期待を語っている。『ダイヒシュトゥーベ』が伝えた。
ブレーメンは20日、GKミヒャエル・ツェテラーのフランクフルト移籍を発表。そのため、21歳の日独ハーフGK長田澪(欧州での登録名は“Mio Backhaus”)がツェテラーの後釜となる見通しとなっている。フェンデル氏は「ミオにとってここ数週間は大変だったし、大きな負担だった」と認めつつ、新たな守護神となった長田に期待を寄せた。
「彼は今シーズン、背番号1としてスタートする。ツェテラーの時と同じように、彼がどれだけ長くその地位を維持できるかは彼自身にかかっている。しかし、私たちは彼を大いに信頼している。私はパフォーマンスと競争を重視する考え方を強く支持しており、ミオにもその考えが浸透するだろう。とはいえ、ミオはU-14からクラブで大きな成長を遂げ、今やヴェーザーシュタディオンで万全の体制でプレーする準備が整っている。だからこそ、ウディネーゼ戦の前半を彼に任せ、子供たちがピッチに駆け込んでくる中でスタジアムに足を踏み入れる感覚を味わわせてあげたいと思った。彼の胸が高鳴ったのは明らかだ。ずっと夢見ていたことだからね。私たちは彼と彼の能力を確信している。たとえ彼がミスを犯したとしても、その信念は決して揺るがない」
また、長田とツェテラーを比較し「いくつかの分野ではすでにミオの方が優れているかもしれない」としつつ、こう続けた。
「足元でのボールコントロールとなると、ゼッティに匹敵する選手を見つけるのは非常に難しい。これはミオのせいではなく、国際的に見てもこの分野で彼より優れた選手がほとんどいないという事実だ。もちろん、ミオはこの分野でまだ成長の余地があり、近年すでにその成長を見せている。公式戦での経験を積みながら成長を続ければ、非常に優れた選手になるだろう」
「ミオは優れたゴールキーパーになるためのあらゆる要素を備えている。彼はすでにターゲットセッティングとゾーンディフェンスの両方でトップレベルに達している。また、両足を使ったビルドアップにも積極的に貢献できるようになった。彼が今最も注力しているのは、公式戦での経験を積み、どの場面で何が必要なのかを理解することだ。これが、彼の成長における次の重要な基盤となるだろう」


