ブラジルメディア『globo』は、日本代表戦のブラジル代表選手たちを採点している。
史上最多5度のワールドカップ優勝を誇り、南米予選を勝ち抜いて来年の本大会出場を決めているブラジル。10月のインターナショナルウィークではアジア遠征を行い、10日には韓国代表に5-0と圧勝を収めていた。そして14日には、東京スタジアムで日本と対戦。前半に2ゴールを奪っていたものの、後半の3失点で2-3と逆転負け。日本相手に初勝利を献上している。
今回の敗戦についてブラジル国内では厳しい声が上がる中、『globo』は出場した選手たちを採点。多くの選手に厳しい評価を下した。
最低評価となったのは、失点に関与したDFファブリシオ・ブルーノ。「前半は堅実だったが、後半は忘れたいものに。1点目は相手ストライカーにボールを渡してしまい、2失点目はクリアがネットに吸い込まれた。そして3失点目は、彼が上田綺世に空中戦で敗れて与えたCKから。ワールドカップへ向けたポジション争いで、完全にポイントを失っている」とし、「3.5」と採点している。
また、GKウーゴ・ソウザやDFベラルドも「4」と低評価に。一方でFWガブリエウ・マルティネッリ、MFルーカス・パケタ、MFブルーノ・ギマランイス、DFパウロ・エンリケは「7.5」と高い評価を獲得した。そして、ヴィニシウス・ジュニオールは「6」と及第点を獲得し、「より中央でのプレーだったが、スペースを作りパスの選択肢を増やすために積極的に動き回った。しかしシュートがなく、そのままピッチを後にした」と評価されている。
なお、カルロ・アンチェロッティ監督も「5.5」と及第点を下回る結果に。「韓国戦から8人を変更し、4-3-3のシステムを再び試した。序盤の苦戦から持ち直し、2-0とリードまで奪っている。だが後半に入ると、選手交代の影響で著しくパフォーマンスが低下し、個人のミスも目立ち、逆転まで許している」と指摘している。
