ブラジルサッカー連盟(CBF)が同国代表を率いるドリヴァウ・ジュニオール監督の交代を真剣に検討しているようだ。『Globo 』が伝えている。
25日に行われたFIFAワールドカップ26南米予選第14節でブラジル代表はアウェイでアルゼンチン代表と対戦。この試合を前に他会場の結果でW杯行きが決まった首位アルゼンチン代表のホームに乗り込み、必勝を期した3位ブラジル代表だったが、12分までに2失点。26分にマテウス・クーニャの反撃弾が飛び出したが、37分に突き放されると、71分にもダメ押しの4点目を奪われ、完敗した。
ブラジルはストレートイン圏内の6位以内こそキープしているものの、4位に後退。14大会連続のW杯出場を決めたアルゼンチンに派手な祝いを許すことに。ブラジル代表が1-4で敗れるのは、2000年のチリ代表戦の0-3での敗戦を下回り、南米予選におけるワースト記録となっていた。
今回の敗戦で国内メディアは一斉に指揮官退任の可能性を報道。エドナルド・ロドリゲス会長がドリヴァウ監督および代表チーム部門のディレクターであるロドリゴ・カエタノ氏との会談を28日午後に設定したとされている。そして、監督交代を真剣に検討していると『Globo』や移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者が報じた。
後任には長期的にブラジル代表が就任を希望しているレアル・マドリーの指揮官カルロ・アンチェロッティ監督に引き続き熱視線を送っているとのこと。7月に迎え入れたい意向を指名しているとされているが、レアル・マドリーの状況にも左右されるため、現在は交渉は行われていないという。
