Brazil squad 2020-21Getty Images

ブラジル、開催地巡るドタバタ劇にCONMEBOLを非難も…コパ・アメリカのボイコットは回避へ

ブラジル代表の選手たちは、南米サッカー連盟(CONBOMEL)を非難したものの、コパ・アメリカのボイコットを否定した。

新型コロナウイルスの影響で1年間の開催見送りとなったコパ・アメリカは当初、今夏にアルゼンチンとコロンビアの共同開催で実施される予定だった。しかし、両国ともにホスト国の権利を放棄し、前回大会に続きブラジルで開催されることが決まった。

大会開幕まで2週間を切ったタイミングでの突如の開催地変更を受け、ブラジル主将のカゼミーロはこの決定に反対することを表明。この背景には、当初の開催2カ国と同様にブラジル国内でも新型コロナウイルスの感染拡大への懸念、政府への大規模なデモなどがあり、コパ・アメリカ開催に反発する声が高まったことで、一時はチームと指揮官が一体となって大会参加をボイコットするのではないかと考えられていた。

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そんな中、2-0で勝利したワールドカップ南米予選パラグアイ戦の後にリリースされた声明の中で「コパ・アメリカに関連するCONMEBOLの行動は多くの理由から満足できるものではない。不適切なプロセスの中で決められたものであると認識している」と連盟への非難を展開するも、ボイコットを否定した。

「私たちは労働者であり、プロのサッカー選手であるということを忘れてはいない。ワールドカップを5度制した黄色と緑の伝統あるユニフォームを着て成し遂げなければならないミッションがある。コパ・アメリカの組織には反対するが、ブラジル代表チームにノーを突きつけることは決してない」

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